2039年の創立400周年に向けて「基本構想400」を進めている龍谷大学は2023年1月11日、構想の一環として京都市下京区の大宮キャンパスの再整備を行うと発表した。
大宮キャンパスでは現在、文学部の3・4回生が学んでいるが、2023年4月に心理学部を新設する予定で、2025年4月には同学部の3・4回生も同キャンパスで学び始める。また、近接する付属平安中学・高校が2026年に創立150周年を迎えることから、大宮キャンパスを再整備することになった。
再整備では、新校舎「黎明館(れいめいかん)」を2025年4月に開設する。大学施設として教室や研究室、臨床心理相談室などで使用するほか、中高の施設として図書室や自習スペース、食堂を含むコミュニケーションスペースなどを設置。同一校舎を大学と中学・高校でシェアしながら、ともに学ぶ空間としてデザインするのは全国的にも珍しいという。
七条通に面したエントランス付近には、学生や生徒だけでなく地域住民や観光客なども利用できるオープンテラスカフェも設ける。
また、建物には球体が宙に浮かんだ姿をイメージするモニュメント「共創の樹(仮称)」を設置。「多様な人々がつどい、つながりながら、新たな価値創造によってともによりよい未来をつくる」という施設のコンセプトを表現しており、京都駅西側地区の新たなランドマークを目指す。
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