2023年の国公立大学個別学力検査(2次試験)の出願受付が1月23日から開始された。河合塾が公表している「入試難易予想ランキング」によると、国公立大の文系の最難関は東京大で、合否可能性50%のボーダーラインは大学入学共通テストの得点が900点満点中774点(得点率86%)だった。
河合塾は毎年、模擬試験の志望動向や前年の入試結果を参考に、全国の国公立大学や私立大学の入試難易度を公表。国公立大については合否可能性50%となる共通テストの点数と2次試験の偏差値が示される。
予想によると、国公立大学文系で最もボーダーラインが高いのは、東大の文科一類・二類・三類で、得点率86%。西日本では、京都大文学部人文学科と経済学部経済経営学科が250満点中210点(同84%)で最難関となった。
系列ごとに見ると、文・人文学系で東大、京大人文学科に次いで高いのは、京大教育学部の得点率82%、筑波大の人文・文化学群比較文化学類と人間学群心理学類、大阪大文学部、京都府立大文学部歴史学科の79%。
社会・国際学系は一橋大社会学部が84%で最も高く、西日本の大学では金沢大が76%で最難関だった。
法・政治学系は東大に続いて、一橋大法学部と京大法学部が83%。筑波大社会・国際学群社会学類が80%、大阪大法学部国際公共政策学科が79%だった。
経済・経営・商学系は東大と京大に続いて一橋大商学部が82%で続き、西日本では大阪大経済学部が79%で京大に続いた。
教育(教員養成課程)は金沢大が76%で最難関。東日本では東京学芸大教育学部中等数学コースが75%と最も高かった。教育(総合科学課程)は、西日本の広島大教育学部数理系コースの74%が最難関で、東日本では東京学芸大教育学部カウンセリングコースの73%が最も高くなった。
国公立大学の2次試験の受付は2月3日まで。前期日程は2月25日から、中期日程は3月8日以降、後期日程は3月12日以降に試験が実施される。
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