統計データ分析コンペティション2023を開催 総務省が高校生・大学生の論文を募集

総務省は2023年3月22日、高校生や大学生らを対象とした「統計データ分析コンペティション2023」を開催すると発表した。統計データをもとに論文を作成し、アイデアと解析力を競う。

「統計データ分析コンペティション」は、高校生、大学生らに統計の有用性を理解してもらい、統計データの利活用を拡大するため、総務省と独立行政法人統計センターなどの共催で毎年開かれている。第1回は2018年で、今回が6回目となる。

対象となるのは「高校生の部」が高校や中等教育学校(後期課程)、高等専門学校(1~3年次)の生徒または学生。大学生・一般の部は、大学や短大、高等専門学校(4、5年次、専攻科)、大学院の学生のほか、統計分析などを学習している人。使用する統計は、データサイエンス教育の汎⽤素材として作成・公開されている「教育用標準データセット(SSDSE)」で、⼈⼝・世帯、経済基盤、教育、健康・医療、福祉・社会保障などの公的統計が、市区町村別、都道府県別に表にまとめられている。

応募にはエントリーが必要で、エントリー期間は5月10日~8月9日。論文締切は、高校生の部が9月8日で、大学生・一般の部は8月31日。

応募のあった論文の中から部門ごとに「総務大臣賞」、「優秀賞」、「統計数理賞」、「統計活用奨励賞」などを選び、10月18日の「統計の日」に発表。論文は総務省や統計センターなどのホームページに掲載される。

詳しい応募方法は統計センターのホームページに掲載されている。

こういったコンペティションの受賞歴は総合型選抜といった入試形式でも役立つだろう。高校生が予備校に通い始める時期についての記事も参考に早めの受験対策を進めていただきたい。

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独立行政法人統計センター 統計データ分析コンペティション 論文募集要項