横国、2021年度入試で個別学力検査実施を見送り――共通テストの得点などで合否判定

横浜国立大学は2020年7月31日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2021年度一般選抜の個別学力検査を実施しない方針を明らかにした。自己推薦書や大学入学共通テストの得点を用い、合格者を決定するという。

発表によると、例年、前期日程・後期日程合わせて7500人を超える出願があり、そのうち5000人以上が県外からの受験だという。個別学力検査を実施すれば、受験生に県域を超える移動を強いることになり、新型コロナウイルスへの感染リスクを高めかねないと判断した。

そこで2021年度の一般選抜では、個別学力検査は実施せず、全学部で自己推薦書の提出を求め、大学入学共通テストの得点で合否を判定する。教育学部では当初、集団面接試験に加え、小論文や実技検査を予定していたが、動画やレポートなどの提出物で合格者を決定することにした。

横浜国立大学の長谷部勇一学長は、「受験生の皆様の安全、全国からの移動による感染リスクの拡大を防ぐことを第一に考えつつ、皆様のご努力の成果を最大限に評価できるよう努めて参ります」とコメントしている。

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