学習院女子大学が学習院大学に統合 早ければ2026年から

学校法人学習院は2023年7月27日、学習院女子大学を早ければ2026年4月に、学習院大学の学部として統合すると発表した。今後、新学部の設置認可に向けて準備を進めていく。

学習院女子大学は、学習院大学短期大学部として1950年に開設され、1953年に学習院女子短期大学となった。1998年には4年制の女子大学に改組し、国際文化交流学部の1学部に日本文化学科、国際コミュニケーション学科、英語コミュニケーション学科の3学科がある。

学習院大学は、幕末の京都に設けられた公家の教育機関が起源で、2027年に創立150周年を迎える。現在、法・経済・文・理・国際社会科学の5学部がある。

学校法人学習院は、「新型コロナウイルス感染症の流行や国際情勢の変化が生活全般に影響を与え、より一層の男女共同参画が求められるなか、学校教育を取り巻く社会環境も速いスピードで変化している」としたうえで、「学習院大創立150周年の節目に、伝統に革新を加え未来へ向けてより深化し発展するための第一歩として、学習院女子大学の統合を決めた」と説明している。

統合後の方針については「女子大の国際文化交流学部における教育の経験と成果を統合し、既存の5学部との分野横断型の学際的な教育活動によって、相乗効果を上げることを目指す」としている。

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学習院女子大学の学習院大学への統合について

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