早稲田大学法学部、「メタバースと法」開講――2023年秋学期から、学生はアバターで参加

早稲田大学は2023年8月22日、法学部にてあいおいニッセイ同和損害保険株式会社寄附講座「メタバースと法」を2023年秋学期から開講することを発表した。

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、メタバース空間を運営・管理する事業者やメタバース上でサービスを提供する事業者を対象とする国内初の「メタバース専用パッケージ保険」を販売するなど、安全・安心なメタバースの発展に資する商品・サービスの検討を進めてきた。

早稲田大学法学部は、先端科学技術を社会に実装化する際に生じ得る倫理的・法的・社会的な課題に対しリーガル・マインドをもって取り組むリーダーを育成することを目的に、2022年度に「先端科学技術と法コース」を新設。さらに、早稲田大学内に、先端科学技術にかかわる法的課題について研究する「先端技術の法・倫理研究所」を設置し、「メタバースと法」研究会を同研究所内に設けている。

このような背景から、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と早稲田大学法学部とで2023年秋学期から寄附講座「メタバースと法」を開講。メタバースにおける法的課題の整理や規制・ルール作りを考察する授業を展開し、仮想空間に理解のある法的素養を備えた人材を育成することを目指す。

同講座の対象は、3年次以上。受講生のメタバースに対する関心を育み、理解を深めたうえで人材育成を行う目的から、担当教員と受講生が全員アバターになってメタバース空間で授業を展開するという。

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「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社寄附講座 メタバースと法」を2023年秋学期から開講! – 早稲田大学 法学部

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