2023年共通テスト志願者は5年連続の減少 現役生の割合は過去最高に

大学入試センターは2022年12月6日、23年度の大学入学共通テストの志願者数を公表した。志願者数は51万2581人で、前年に比べ1万7786人減少。大学入試センター試験時代を含めて、志願者は5年連続で減少した。

志願者のうち、3月に高校を卒業する「現役生」は43万6873人。前年度と比べて1万2496人(2.8%)減少したが、現役生のうち共通テストに志願した学生の割合は45.1%で、過去最高となった22年度と変わらなかった。
 
浪人生の志願者は7万1642人で、前年度に比べ5143人(6.7%)減少。共通テスト志願者のうち浪人生が占める割合も、14.0%と過去最低だった。

志願者の男女の比率は現役生が男子52.2%、女子47.8%で、昨年度と変わらなかった。浪人生は男子71.2%、女子28.8%で、女子が1ポイント上昇した。

23年度入試で共通テストを利用する大学は711校で、内訳は国立大82校、公立大94校、私立大535校。私立大は前年度より2校増えた。公立大は、周南公立大が新たに公立大に移行し1校増。専門職大は8校で、公立2校、私立16校となる。

短大は公立12校、私立139校で151校。全体の利用校総数は870校で、過去最多となった。

2021年度から開始された共通テストだが、詳しい概要や受験科目の選び方、対策方法を紹介した記事も参考にしていただきたい。

[関連リンク]

大学入試センター 令和5年度大学入学共通テストの志願者数等について

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