メタバース上で全国の福祉事業所の自主製品を販売 大阪経済大「メタ・マルシェ2023」11/30まで

大阪経済大学は2023年10月6日、メタバース上で全国の福祉事業所14カ所の自主製品を販売する「メタ・マルシェ2023」を開催した。期間は11月30日までで、10月27日から29日までの学園祭「大樟祭」ではメタバースと連動したイベントも開催する。

メタ・マルシェ2023は、情報技術と社会科学を融合させた産学連携の取り組み「情報社会学部メタバース・プロジェクト」が主体となり開催している。中心となった情報社会学部の浅田ゼミでは、2021年から複数の福祉事業所の自主製品を集めた販売会「くすのきエール・マルシェ」を2カ月に1回程度開催しているが、販売機会や場所に限りがあるため、メタバースを活用して販路を拡大しようと企画した。

メタバース会場には関西以外からの出店もあり、北海道のチーズや仙台の牛タン、沖縄県のパッションフルーツシロップなど付加価値の高い自主製品も扱っている。また、学生もメタバース上での販売を経験することで、最新技術の専門知識やビジネスへの活用方法を学べる。また、障害者の就労機会創出や海外との交流の可能性も探る。

学園祭期間中の10月28日には、学園祭会場内でも「くすのきエール・マルシェ」を開き、リアルとメタバースの連携を図る。リアル会場で「メタ・マルシェ2023」の様子を大型モニターに映し、興味を持った来場者をメタバース会場へ誘導する。

メタバースにはパソコンから誰でも無料で参加できる。

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メタ・マルシェ2023