文部科学省は2023年12月20日、同年度(令和5年度)の学校基本調査の確定値を発表した。大学の在学者数は294万5599人で過去最多となったほか、大学・短大への進学率も61.1%と過去最高となった。
学校基本調査は、文部科学省が1948年より毎年実施している学校教育に関する統計調査。幼稚園から小・中・高、大学まで5月1日現在の在学者数や、卒業後の進路などをまとめている。
大学全体の在学者数は前年度比1万4819人増で、このうち大学院などを除く学部学生は263万2775人(同559人増)と過去最多となった。また、学部学生のうち女子は120万4306人(同3314人増)で、女子率は45.7%と、いずれも過去最高になった。また大学院の在籍者も過去最多の26万5977人(同4195人増)となったが、一方で短大や高等専門学校、専門学校の生徒は減少した。
高校・大学の卒業後の進路では、大学・短大への進学率が前年度比0.7ポイント高くなったほか、大学だけをみても57.7%と同1.1ポイント上昇し、過去最高になった。
また、大学卒業者を見ると、大学院等への進学率は12.5%(同0.1ポイント増)となったほか、就職者の割合も75.9%と同1.4ポイント上昇した。