スタディプラスのStudyplusトレンド研究所は2023年12月27日、学習管理アプリ「Studyplus」上で実施した「大学受験の浪人生活に関する調査」の結果を発表した。それによると、浪人生および浪人経験者のうち現役時代に合格した大学があった割合は5割弱で、そのうちの多くが第一志望へのこだわりの強さから浪人を選択していた。
同研究所は2023年10月25日から27日にかけて、全国の浪人生・大学生・大学院生を対象に、現役時代に合格した大学の有無、現役で大学に合格していても浪人することを決めた理由などを調べるインターネット調査を実施。浪人生211人、浪人経験者(大学生・大学院生)93人、仮面浪人生(大学生)47人、合計351人の有効回答を得た。
同調査によると、回答者のうち45.4%が現役時代に合格した大学があった中で浪人することを選択していた。現役で合格していても浪人することを決めた理由としては、「第一志望校でしか経験できない大学生活があるから」と「第一志望校でしか学べないことがあるから」がともに27.5%でトップだった。
また浪人をしたことに対しては、浪人生の74.3%、仮面浪人生の55.3%が「浪人して良かったと思う」と回答していた。
塾や予備校の利用状況については、浪人生は74.9%が塾・予備校を利用していた。一方で、仮面浪人生の63.8%は何も利用していなかった。
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