筑波大学は2024年3月28日、高校生が大学の実験装置を使いながら最先端の研究成果を学べる「応用理工スプリングスクール2024」を筑波キャンパスで開催する。定員は先着80人、で参加費は無料となっている。
「応用理工スプリングスクール」では同大学数理物質系助教・嵐田雄介氏の模擬講義の後、14の体験実験が行われる。嵐田助教は「光工学の進展における光の波動性と粒子性」と題して、約1時間、最新の研究成果について講義し、大学の授業の雰囲気を知ってもらう。
体験実験は14のテーマから1つ選んで参加する。テーマは超電導や半導体などに関する実験のほか、MRIを使った撮影や走査電子顕微鏡を使った観察、ラジオの製作などもある。
このうち「電気抵抗ゼロの世界~超電導を体験しよう」では、超伝導体の発見の歴史や最近の話題を学んだうえで、実際の超伝導体に触ったり、液体窒素を用いた材料の冷却実験を体験したりできる。
また、「光る半導体ナノ粒子を作ろう!」では、異なる色で光る半導体ナノ粒子を作製し、分光実験の結果から光る色の変化の理由について考える。
対象は高校1~3年生となっており、参加費は無料で定員80人。Webの参加申込フォームで受け付けるが、定員になりしだい、募集は終了する。