「世界の誰もが来たくなる大学」に 東京大学がロゴを変更

東京大学は2024年3月12日、大学のブランドを可視化するため、2024年度からロゴマークを変更すると発表した。「世界の誰もが来たくなる大学」をコンセプトに、親しみやすさを感じられ、未来を志向するデザインとした。

新しいロゴは「東京大学」ではなく、英語表記の一般的な略称である「UTokyo」をメインにし、色もスクールカラーの淡青色に、フォントも現代風にした。世界の公共性に奉仕する大学であるために、漢字から、より多くの人に伝わる可能性がある英字にしたという。

大学では、岩村水樹理事(グーグルアジア太平洋・日本マーケティング担当バイスプレジデント)らが「ビジュアルアイデンティティ(VI)」を確立するため、新しいロゴを検討。現在のロゴを、世界の大学と比較した結果、traditional(伝統的)でformal(堅苦しい)イメージがあるという結果が出た。これを受け、よりmodern(現代的)でfriendly(親しみやすい)ものに変えていくことを決めた。

このため、厳格で権威的な印象があった黒文字をなくし、淡青色と黄色の組み合わせを強調することで明るくオープンな姿勢を示した。

岩村理事は新しいロゴについて「変化が大きい時代のなかで、東大が世界の誰もが来てくれる場であるためのシンボル」とし、「学会発表でもプレゼンテーションでも打ち合わせでも、何か学外の人とやりとりする際には、所属部局・部署のロゴと組み合わせてどんどん使ってほしい。未来の世界を見据えて新しい東大に向かおうというこのムーブメントにぜひ参画してください」と教職員や学生に呼び掛けている。

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「世界の誰もが来たくなる大学」になるためのビジュアルアイデンティティ(VI)確立へ

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