じゅけラボ予備校を運営するエンライクは2024年3月29日、大学受験で第一志望大学に現役合格した受験生の過半数が、学科の特色で大学を選んでいたとするアンケート結果を公表した。第一志望を決める時期は、高校3年の4月から9月にかけてが多く、その頃から受験勉強を始めた学生も多かった。
アンケートは大学受験で第一志望大学に現役合格した男女を対象に2024年3月、インターネットを通じて実施。19歳から25歳まで1074人から回答があった。
調査結果によると、「第一志望大学を決めるときに最も重視したことは何ですか」という問いに対し、最も多かったのは「学部・学科の特色」で51.2%。次いで立地(通いやすい)が15.2%、就職実績が7.6%だった。
「第一志望を決めたとき、合格可能性をどう感じていましたか」という問いに対しては「難しいと感じていたが、可能性はあると感じていた」が最も多く37.1%、次いで「合格可能性が高いと感じていた」が35.0%、「容易に合格できると感じていた」が17.3%だった。「非常に難しいと感じていた」という学生も10.6%を占めた。
また、第一志望を決めた時期については、高3の4月~6月が最も多く23.5%、次いで高3の7月~9月で20.6%だった。
高3の4月~9月で4割を超える学生が進路を決めていたことについて、じゅけラボ予備校は「この時期は、多くの学生が自己の学力をリアルに把握し始め、目指せる大学を現実的に考えるようになる。また、夏休み中に大学見学やオープンキャンパスに参加することで具体的なイメージが湧き、志望校を絞り込むきっかけとなっている」と分析している。
受験勉強を開始する時期も受験先を決めた時期と似た傾向が見られ、高3の4月~6月が最も多く24.4%、次いで高3の7月~9月が18.6%となった。
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