広島大学、2026年度光り輝き入試に理学部・工学部・情報科学部「女子枠」新設

広島大学は2024年3月29日、2026年度広島大学光り輝き入試において、理学部、工学部および情報科学部の3学部で「女子枠」を新設することを発表した。

同大学は、日本における理工・情報系分野のさらなる発展のためには、多様性を確保し、さまざまな視点を有する人材が不可欠であり、関連する女性の技術者、専門家及び研究者の割合を高める必要があると認めている。

しかし、同大学における入学者全体に占める女子の割合は40%程度であるのに対し、理学部、工学部、情報科学部ではその割合が15%程度にとどまっており、著しい偏りがある。

これを受け、同大学は2025年度に実施する2026年度入学者選抜から、理学部、工学部および情報科学部の3学部で、広島大学光り輝き入試に女子枠を新設する。

募集人員は、理学部7人、工学部15人、情報科学部15人の合計37人。選抜区分は、理学部と工学部は大学入学共通テストを課す総合型選抜Ⅱ型、情報科学部は大学入学共通テストを課さない学校推薦型選抜Ⅰ型の地方創生枠としている。

同大学は、教育・研究環境の多様性が一層高まり、イノベーティブな研究・開発が幅広く創出されることを期待するとともに、女子枠で入学した学生が地域や世界で活躍することができるよう、多様性を生かした教育プログラムのさらなる充実を図っていくとしている。

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令和8年度広島大学光り輝き入試(令和7年度実施)において 「女子枠」を新設します _ 広島大学

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