国立3大学が「女子STEAM生徒の未来チャレンジ」を開催

東京科学大学とお茶の水女子大学、奈良女子大学の3大学は2024年度から、日本の未来を担う卓越的理工系女性人材の発掘と育成を目的としたキャリア支援プログラム「女子STEAM生徒の未来チャレンジ」を共同で実施すると発表した。各大学で、理系学部を目指す女子高生を対象にしたイベントを開催するほか、合宿形式のキャンプなどを実施する。

このプログラムは、将来STEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)分野で活躍する女性を発掘し、育成することを目的としたもの。現在、「みらいの扉キャンプ」と「みらいの扉ビジット」の2つのプログラムを企画している。

「みらいの扉キャンプ」は、全国の高校から推薦・選抜された高校1・2年の女子生徒50人を対象に、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で2泊3日の合宿形式のキャンプを開催。先進理工学の講義や物理化学実験、社会課題解決ワーク・アイデアコンテスト、女性キャリアパス講義、未来を語る座談会などを通じて、将来のSTEAM人材の育成を目指す。参加する女子生徒の宿泊・食事代は無料、会場までの交通費も実費に対して最大5万円の補助がある。

「みらいの扉ビジット」は各大学が独自に取り組み、オープンキャンパスでの研究室見学や模擬講義、特別講演会などのイベントを開いて、女子高生らに理工系大学進学後の未来像を具体的にイメージしてもらう。

みらいの扉キャンプの申し込みは9月17日までで、学校経由で申し込む。

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