過去問を最初に解いた時期、入学大学は「高3の12月まで」、共通テストは「高3の6月まで」が6割超――旺文社調査

教育出版の旺文社は2024年9月13日、2024年春に大学に合格・進学した大学1年生に行った「大学受験生に関するアンケート」の結果から見える2024年度受験生の動向を公開したことを発表した。それによると、入学大学の過去問は「高3の12月まで」、共通テストの過去問は「高3の6月まで」に6割超が取り組んでいたという。

同社は2023年12月~2024年2月、2024年3月~5月にかけて、大学受験生をサポートするWebサービス「大学受験パスナビ」にて、2024年春に大学に合格・進学した大学1年生を対象に、今の大学に入学を決めた理由や過去問を最初に解いた時期、入試に利用した英語の外部検定試験などの調査を実施。2879人の有効回答を得た。

同調査では、今の大学に入学を決めた理由について、73.8%が「学びたい学問が学べるから」と回答していた。また、志望する学部系統を決めた時期は「高校入学前に決めていた」が16.7%と、早い時期から何を学びたいかと考える受験生が一定数存在するという結果となった。

入学した大学の過去問を最初に解いた時期は、「高3の1月~3月」が23.6%で最多だったものの、「高3の12月まで」と回答した人の割合は60.9%に上っていた。共通テストの過去問を最初に解いた時期は、「高2」が28.6%で最多となっており、「高3の6月まで」と回答した人の割合は61.3%に上った。

入試に利用した英語の外部検定は、「英検」が92.9%で最多だった。受験した大学で英語の外部検定を利用できると知った時期は、「高3になってから知った」が36.6%とやや多めの結果となった。

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大学1年生が回答! 入学の決め手は7割が「学べる内容」、6割が過去問を「高3の12月まで」に解き、外部検定は英検(R)利用が大多数も「受験校で使えることを知ったのは高3」とやや遅めの人が36.6% _ 株式会社旺文社のプレスリリース

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