【横浜市立大学】2026年度入試より理学部理学科の入学定員を20名増員

2025年5月8日、横浜市立大学は理学部理学科の入学定員を、2026年度入試より20名増員することを発表した。これにより、同学科の定員は120名から140名に変更となる。

同学科は、2019年の学部改組を機に開設された。従来の物理学・化学・生物学などの細分化された学問を体系的に学び、自然科学を多面的・包括的に理解する学びを提供している。大学院まで見据えた一貫教育を実施することで、高度な理系人材の育成を目指す。

今回の定員増加の背景には、次世代を担う理系人材の育成がある。OECD諸国における理工系学部への進学割合は平均27%に対し、日本では17%と低い状況にあるからだ。

同学科の定員増加により、学部から大学院までの一貫教育をさらに強化する。

1年次では、物理・化学・生物など自然科学の基礎を幅広く学び、2年次以降は学生自身の興味に基づく専門分野を深掘りしていく。3年次の後期には研究室に所属し、卒業研究に取り組むなかで理学の専門性を段階的に深めていくとしている。

また、今回の定員増加にともない、入試における選抜方法の変更、理系分野のシミュレーション・インフォマティクスの導入も進めている。2026年度入試の変更点については、同大学のポータルサイトにて確認できる。

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