【岡山大学】2026年度より農学部の学科名称を変更・入学定員を22名増員する予定

2025年4月2日、岡山大学は2026年度から農学部の学科名称の変更、および入学定員を22名増員する方針を発表した。

名称変更を実施するのは、農学部の総合農業科学科となっている。同学科の学問は農業に限らず、生物資源の研究や利用、生態環境の保全も含む。実態に即した名称にするため、より包括的な「農学科」へと変更する予定だ。

入学定員の増員については、現行の120名から、22名増の142名に変更する。2026 年度学校推薦型選抜Ⅰ募集方法Bの募集人員を19名から23 名に、前期日程の一般選抜における募集人員を82名から100名にすることで22名の増員を図る予定だ。

また、学科の名称の変更と同時に、現行の4コース制から、5つの「プログラム制」にカリキュラムを見直しする。2年次より、「生物生産・農芸化学・植物科学・動物科学・環境科学」の各プログラムに分かれる。

また、プログラム横断的な授業科目群として、「国際展開モジュール」と「デジタル農学モジュール」を2年次と3年次に実施する。

「国際展開モジュール」では、法学部・経済学部と連携し、国際法、貿易、国際市場などについて学ぶ。一方の「デジタル農学モジュール」では、工学部と連携し、ICTやAIといった最新技術を活用したスマート農業を学び、時代の変化に対応した教育を提供する。

なお、変更点はあくまでも構想案であり、変更される可能性がある。

関連リンク

岡山大学農学部の学科名称並びに入学定員の変更(増員)について(構想案)

岡山大学農学部

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