2025年1月17日、東京大学は2025年度以降に実施する「学生支援拡充」の詳細を発表した。
現行では「世帯年収400万円以下なら授業料を全額免除」としていたが、2025年度以降は世帯年収の範囲を拡充し、地方学生に対しても授業料の一部を免除する。
具体的な総所得額、適用にあたっての要件は以下のとおり。
- 世帯年収600万円以下※1の学生は授業料全額免除
- 世帯年収900万円以下※2の地方出身学生は授業料4分の1免除
※1 総所得金額が358万円以下、※2 総所得金額が642万円以下
授業料の全額免除の適用を受けるには、以下の要件を「すべて」満たす必要がある。
<世帯年収600万円以下の要件>
- 改定後の授業料が適用される学生(留学生を除く)である。
- 授業料免除を一般申請(父母と同一生計)で申請している。
- 授業料免除の学力基準を満たしている。
- 世帯収入が600万円以下(総所得金額が358万円以下)である。
<世帯年収900万円以下の地方学生の要件>
- 改定後の授業料が適用される学生(留学生を除く)である。
- 授業料免除を一般申請(父母と同一生計)で申請している。
- 授業料免除の学力基準を満たしている。
- 世帯収入が900万円以下(総所得金額が642万円以下)である。
- (学部の場合)高校卒業から2年以内に学部に入学している。
(修士の場合)高校卒業から2年以内に学部に入学し、かつ学部卒業から1年以内に修士課程に入学している。
- 基準日時点で父母が1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)以外に居住している。
申請方法などの詳細は、以下の「入学料・授業料の免除」のページにて2月中旬頃に掲載するとしている。
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