大学生1000人に30万円を給付――キーエンス財団、応援給付金の応募受付を開始

キーエンス財団は2020年2月3日、2020年度「がんばれ!日本の大学生」応援給付金の募集要項を公開、応募サイトも開設した。全国1000人程度の大学生に30万円を給付する計画だ。返済の必要はなく、他の奨学金と併用可能。採用後に一括で給付する。

対象は国内の4年制大学に通い、2020年4月に新2~4年生となる大学生。4月1日時点で23歳以下であり、最短修業年限にて卒業見込みであることなどの応募条件がある。

すでに応募は受け付けていて、応募〆切は5月11日まで。応募サイトに登録された小論文などの情報を基に選考し、6月上旬ごろに選考結果を通知する。採用予定となった学生は、個人情報や振込先口座情報などを確認するための手続きを6月10~24日に行うことになる。

日本学生支援機構(JASSO)の調査結果によれば、2016年度の学費と生活費の合計は188万4200円。収入額は196万5900円で、そのうちの19.6%にあたる38万5316円を奨学金でまかなっている。大学に通う学生の48.9%、修士課程の51.8%、博士課程の56.9%、短大に通う学生の52.2%が奨学金を受給しているという。

キーエンス財団の給付金制度について紹介したが、予備校の授業料や入学金、費用を抑える方法を解説した記事も読んで、参考にしていただきたい。

[関連リンク]

がんばれ!日本の大学生 応援給付金
平成28年度 学生生活調査結果|JASSO