受験生の約9割「受験に不安」――新型コロナの影響で進路を変える受験生も

受験生への新型コロナウイルスの影響について調査した結果を、ODKソリューションズが2020年5月20日に発表した。それによると、9割以上の受験生が受験に不安を抱えており、約3割の受験生が受験方法の見直しを検討しているという。

同社は2020年4月27日〜4月30日にかけて、2021年度に入試を控える高校3年生200人を対象に調査を実施した。

同調査では、新型コロナの影響による不安はあるかという問いに対して、「不安がある」「どちらかといえば不安がある」と答えた人は93.5%にも上った。不安の具体的な内容を聞くと、「学校ごとの対応(休校など)の差による勉学への影響」との回答が63.1%で最多。それに「試験の中止・延期の可能性に不安」が60.4%、「家での学習」が59.4%と続いた。

新型コロナの影響で受験方法の見直しを検討しているかという問いに対しては、28.5%が「検討している」「どちらかといえば検討している」と回答。そのうち、63.2%が「AOや推薦入試を利用することを考えている」、45.6%が「志望校のレベルを下げる」と答えた。「受験科目が少ない大学に変更する」などの回答も見られ、多くの受験生に影響を及ぼしていることが分かった。

各学校の対応の違いによって受験への不公平さを感じるかという問いには、73.5%が「感じる」「どちらかといえば感じる」と回答。具体的にどのようなことが不公平につながると思うかを問うたところ、「休校期間が異なる」「授業の進むスピードが変わる」といった授業への直接的な影響に対して不公平さを感じている人が約9割を占めた。

また、新型コロナの影響を受けオンラインでの学習サービスを導入/検討しているかという問いについては、約半数の44.5%が「導入している」、29.5%が「導入検討中」「今後検討したい」と回答。オンラインでの学習はオフラインに比べ満足できているかという質問に対しては、過半数を超える51.7%が「満足」「どちらかといえば満足」と答えた。

オンライン学習については、80%が「外出する必要がないので省時間になる」、63%「分からないところだけを振り返り効率的に復習できる」と回答。このように多くの人がメリットを感じている一方で、60%が「やる気がでない」、58.5%「集中できない」と答えた。このことから、普段とは違った学習環境でのモチベーション維持に苦心する人が約6割に上ることが分かる。

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「受験生への新型コロナウイルスの影響に関する調査」結果について