大学入試センターは、2021年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストの受験案内を公開した。受験案内では、これまでの大学入試センター試験からの主な変更点や新型コロナウイルス感染症対策に伴う変更点、2021年度大学入学共通テスト実施日程などが明らかにされている。
受験案内によると、これまでの大学入試センター試験からの主な変更点は7つ。すなわち、1)思考力、判断力、表現力などを発揮して解くことが求められる問題を重視した出題、2)数学①の試験時間延長、3)理科②の選択問題廃止、4)英語における出題方法などの変更、5)英語の配点変更、6)英語(リスニング)の音声問題変更、7)「段階表示」の大学への提供だ。
新型コロナウイルス感染症に伴う主な変更点は、試験実施期日が2つ設けられたことと、特例追試験が設けられたことの2つだ。試験実施期日は2021年1月16日と17日、そして1月30日と31日。後者での受験は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う学業の遅れのため当該日程で受験することが適当であると在学する学校長に認められた者のみが対象となる。
また、疾病や負傷などのやむを得ない事情によって前者の日程で受験できなかった者も、追試験として後者の日程で受験できる。さらに、後者の日程でも受験できなかった者を対象として、2月13日と14日に特例追試験が実施されるという。
共通テストの概要や対策方法について詳しく説明した記事もチェックして、受験に備えてほしい。