SCHOLは2020年8月5日、日本最大の奨学金サイト「SCHOL(スカラ)」のβ版を公開した。同サイトを利用すれば、日本にあるほぼ全ての奨学金を特定の条件で検索でき、個々人の目的に合ったマッチングができるという。
日本では多くの家庭で、子供の教育にかかる費用を親が担っている。しかし、平均家計収入は減少し続けているのが現状だ。その一方で、大学の学費は高騰しており、教育費の負担が大きな社会問題になっている。
この課題を解決する手段の一つが奨学金である。とはいえ、日本では返済の必要のない給付型奨学金が少ないことに加え、奨学金に関する情報が不足していることもあり、現状のままでは社会問題の解決には不十分だ。
そこでSCHOLは、日本最大の奨学金サイト「SCHOL」を立ち上げた。容易に運用できる業務管理システムと、日本に存在するほぼ全ての奨学金を検索できるサイトを合わせて、プラットフォームという形で提供するという。
これまでは、学生の意見をもとに改善を重ね、クローズドに同サイトを運営してきた。今後は、ブロックチェーンを使った履歴保存管理やAIによる自動推薦/一括申込などの機能を追加し、より学生の役に立つ価値を提供していくとしている。
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