QSアジア大学ランキング2021、東京大学は2年連続ランクダウンで15位に

イギリスの大学評価機関であるクアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds)は、「QSアジア大学ランキング2021」を発表した。日本の大学の中では東京大学が変わらずトップだったが、QSアジア大学ランキング2019で11位、QSアジア大学ランキング2020で13位となり、今回のランキングではさらに15位に順位を下げ、2年連続でランクダウンしている。

QSアジア大学ランキング2021は、アジア各国の650の大学を「学術的評判」「雇用主の評判」「教員/学生比率」「国際研究ネットワーク」「論文あたりの引用数」「教員あたりの論文数」「博士号を持つスタッフ」「国際教員の割合」「留学生の割合」「インバウンド交換留学生の割合」「アウトバウンド交換留学生の割合」といった11の指標で比較し、ランク付けしたものだ。QS世界大学ランキングと比較方法は似ているが、指標の数や種類、評価の比重はアジア地域の実態に合わせて調整されている。

総合ランキングでは、1位にはシンガポール国立大学、2位には清華大学、3位には南洋理工大学、4位には香港大学、5位には浙江大学、6位には復旦大学、7位には北京大学、8位には香港科技大学、9位にはマラヤ大学、10位には上海交通大学がランクインした。トップ10に入った大学は、1位と3位はシンガポール、9位はマレーシア、それ以外は中国の大学だった。

日本からは105の大学がエントリーし、東京大学が15位、京都大学が17位、東京工業大学が20位、大阪大学が22位、東北大学が23位、北海道大学が29位、九州大学が31位、名古屋大学が32位、早稲田大学が40位、慶應義塾大学が45位、筑波大学が49位、神戸大学が66位、広島大学が77位、一橋大学が91位と、計14校が総合ランキングトップ100にランクインしている。

QSアジア大学ランキング2021を紹介したが、志望する大学によって受験対策の方法も異なる。予備校を検討している人は、予備校の選び方を紹介した記事も読んで、参考にしていただきたい。

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QS University Rankings for Asian 2021 _ Top Universities