2023年医師国家試験の合格率は91.6%――順天堂大は新卒・既卒共に合格率100%

厚生労働省は2023年3月16日、第117回医師国家試験の合格者を発表した。大学別の合格状況を見ると、順天堂大学医学部の合格率は新卒・既卒共に100.0%だった。福島県立医科大学など5校は新卒者の合格率が100.0%だった。

2023年の医師国家試験の受験者は1万293人で、このうち新卒者は9459人。合格者は9432人で、うち新卒者は8972人だった。全体の合格率は91.6%で、新卒者のみでは94.9%。平均合格率は、国立が92.4%、公立が94.5%、私立が92.3%、認定や予備試験のその他は48.3%だった。

学校別に見ると、新卒・既卒ともに合格率100%だったのは順天堂大学医学部のみ。次いで、自治医科大学と国際医療福祉大学医学部が99.2%。他にも、東北医科薬科大学医学部(98.9%)、産業医科大学(98.0%)などの大学の合格率が高かった。

新卒者の合格率が100.0%だったのは順天堂大学のほか、福島県立医科大学、徳島大学医学部、久留米大学医学部、愛知医科大学の5大学。一方、既卒者の合格率が100%だったのは順天堂大学のほか、東京医科歯科大学医学部、横浜市立大学医学部、東北医科薬科大学医学部、産業医科大学の5大学だった。

第117回医師国家試験は2023年2月4日と5日に実施。合格者の受験番号は3月16日、厚生労働省のホームページで受験地別に公表された。

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第117回医師国家試験の合格発表について

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