イギリスの大学評価機関であるクアクアレリ・シモンズの日本地区オフィシャルパートナー、KEIアドバンスは2021年3月4日、世界中の大学を科目別にランク付けした「2021年版科目別(研究分野別)QS世界大学ランキング」を発表した。それによると、日本の大学は18科目において上位20位以内にランクインし、そのうち15件が東京大学からのものだったという。
同ランキングは、世界各地85カ所にある1440大学における個別の科目1万3882件を比較分析し、ランク付けしたものだ。「芸術・人文科学」「工学・技術」「生命科学・医学」「自然科学」「社会科学・経営」の五つの学部学問領域に含まれる科目が調査対象となっている。
日本において調査対象となったのは、52大学51学部414科目だ。そのうち最も高く評価されたのは、世界5位を獲得した東京医科歯科大学の歯学部だった。次いで、世界9位を獲得した東京大学の現代語学、世界10位を獲得した東京大学の物理学・天文学、世界12位を獲得した東京大学の社会施策・行政学、世界13位を獲得した東京大学の科学、化学工学、地理学が続いた。これらの科目は、ランクインした日本の大学の科目としては上位5位を構成している。
上位100位にランクインした科目数が最も多かった日本の大学は、43科目の東京大学だった。以下、31科目の京都大学、12科目の大阪大学、11科目の東京工業大学、9科目の早稲田大学、7科目の東北大学と慶應義塾大学、6科目の北海道大学、5科目の名古屋大学、3科目の九州大学が続いた。
世界の大学の科目別ランキングでランクインした大学を志望する人は、早めの受験対策が必要となる。いつから予備校に通い始めるのかを調査した記事も読んで、予備校選びの参考にしていただきたい。
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2021年版 科目別(研究分野別)QS世界大学ランキング – QS World University Ranking by Subject 2021-発表