2025年11月10日、東京大学理学部は来る2026年1月7日に「高校生のための冬休み講座2025」を開催することを発表した。
中学生・高校生を対象とした同イベントは、対面とライブ配信のハイブリッド形式で開催する。最先端研究を行う同学部の教員による「1日模擬授業」を通して、中高生に理学の魅力を体験できる。
対面授業は、同大学の本郷キャンパス理学部1号館小柴ホールで実施する。参加費は無料で、定員150名を先着順で受け付ける。なお、授業の様子は、「理学系研究科・理学部YouTubeチャンネル」から誰でも視聴できる。
同イベントの概要、模擬授業のプログラムは以下のとおり。
<東大理学部 高校生のための冬休み講座2025>
日時:2026年1月7日(水)13:00~15:55(開場12:30)
会場:東京大学本郷キャンパス 理学部1号館小柴ホール
13:00~:ご挨拶(大越慎一研究科長・理学部長)
13:05~:講演1「あなたのコンピュータ、本当に信頼できますか?〜見えないところで動く技術〜」(品川高廣教授)
14:05~:講演2「生命科学研究から疾患治療戦略に挑む~科学で社会に貢献するために~」(反町典子教授)
15:05~:講演3「物質に圧力をかけていくと何が起こるか?~高圧下の化学と地球科学~」(鍵裕之教授)
15:55:終了
※上記時間枠には、休憩および質疑応答の時間を含む。各講演は約40分。
講演では、コンピュータ内部を支えるOSや仮想化技術、疾患発症や回復の仕組みを生化学的に捉える研究、高温高圧環境での物質変化を探る高圧科学など、学問領域の最前線が紹介される。各講演の後には質疑応答が用意され、参加者は「Slido」を用いて質問することが可能だ。