文部科学省は2021年12月20日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で経済的に困窮している大学生らに支給する「学生等の学びを継続するための緊急給付金」について、支給要件や申し込み方法などを公表した。
「学生等の学びを継続するための緊急給付金」は、新型コロナウイルス感染症対策の関連事業として2021年度補正予算に675億円が計上されている。この補正予算の成立を受け、文科省は公式サイトに「学生等の学びを継続するための緊急給付金」の関係資料を掲載した。Q&Aもあり、給付金の趣旨や支給要件、使途などについて詳しく説明している。
給付金の対象となるのは、国公私立(大学院を含む)、短大、高専、専修学校専門課程などに通い、新型コロナウイルス感染症の影響で家族や本人の収入が落ちたことによって経済的に困窮している学生。金額は一律10万円で、支給を受けるには大学を通して日本学生支援機構に申請する必要があるが、現在、給付型奨学金を利用している学生は申請せずに支給を受けられる。なお、給付金の支給対象人数は留学生も含め約67万人と見込まれる。
また、大学などの学校に対しては同日付で、学生への緊急給付金の周知や申請、給付などに関する事務手続きへの協力を依頼する事務連絡文書を出した。
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