上智大、23年度入試から共通テスト利用方式に「3教科型」を新設

上智大学は2022年4月27日、2023年度一般選抜から、共通テスト利用方式に「3教科型」を新設すると発表した。共通テスト利用方式は、大学独自の試験は行わず共通テストの得点で合否を判定する方式。これまでは外国語・国語・数学の3教科に社会または理科の1科目を加えた「4教科型」のみだった。

3教科型では、外国語と国語の2教科に加え、1科目を選択。選択できる科目は受験する学部によって異なるが、理工学部だけは外国語、数学、理科の3教科で、理科は物理、化学、生物の中から2科目を選択する。

各学科が指定する科目を共通テストで受験していれば、複数の学部・学科の併願も可能。外国語外部検定試験結果の提出は基本的に必要ないが、CEFRレベルB2以上の外国語外部検定試験結果を提出した場合、みなし得点として利用できる。その場合、合否判定では、共通テストの外国語の得点とみなし得点で高いほうを判定に使用する。

大学では3教科型を新設した目的について「全国の志願者に受験機会を提供するとともに、他方式では設定されていない科目選択を可能にし、多様な入学者を受け入れるため」としている。

2023年度の一般選抜入学試験要項は2022年11月上旬に公表され、Web出願は2023年1月4日~12日の予定。入学検定料は1学科2万円で、併願などによる割引はない。

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上智大学入試案内 共通テスト利用方式(3教科型・4教科型)