東京工業大学、東京医科歯科大学との統合に向けた協議を開始

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東京工業大学は2022年8月9日、東京医科歯科大学との統合に向けた協議を開始することを発表した。

両大学の学長は、「人間社会および地球環境が直面する諸課題、また、今後起こることが予想される未知の問題を解決し、多様な人々がそれぞれにWell-beingを感じることができる豊かで持続可能な成長を遂げる社会を実現する上で、両大学が果たすべき役割とその潜在性は極めて大きい」と意見が一致。「両大学が連携した際に、現在の日本の大学にはない新たな価値を創出できるか」といった議論を重ねてきた。

その結果、それぞれの大学の重点分野・戦略分野をこれまでと変わらず強化することに加えて、両大学が立脚する自然科学のさまざまな分野を自由な発想で掛け合わせ、さらに両大学が重視するリベラルアーツの発想も活かすことで、社会の課題解決に直接貢献する新たな学術分野を生み出せると確信。

さまざまな領域を自由な発想で結合する実験的試み「Convergence Science」を実現するためには、世界中から多様な研究者と学生のフラットな関係の下での自由闊達な協働を実現する創造空間を両法人が共同して創り上げることが最適なアプローチであるとの共通認識を得た。

また、全世界がコロナ禍に見舞われ、2050年のカーボンニュートラル社会実現が求められている中で、グローバルハブとして地球と人類のサステナビリティに貢献する存在感のある大学を共に創り上げる試みを開始することは指定国立大学法人としての役割を果たす上でも重要であり、そのために両法人の統合を検討すべきであるとの点で認識が一致したという。

統合の最終決定は今後の両大学における協議に委ねられており、現時点で決定したことはない。今後、より多くの構成員の意見を聞きながら集中的に協議を進めていくとしている。

東京工業大学と東京医科歯科大学の統合について紹介したが、ともに偏差値の高い難関大学だ。難関大を目指している人は、予備校の選び方も読んで、受験生活を乗り越えていただきたい。