岩手大学は2023年11月28日、2025年度から理工学部・農学部の改組ならびに獣医学部の新設を計画していることを発表した。
理工学部は、専門性とデータサイエンス応用力をあわせ持つ人材育成を目指し、3学科8コースから1学科8コースへ再編する。大きな変更点としては、2年次コース選択の柔軟化、デジタルメディアやUX/UIデザイン分野で活躍する人材育成を目指す「クリエイティブ情報コース」の新設、データサイエンス応用力を養成するデータサイエンス応用副プログラムの導入、幅広い学びが可能となる初年次教育プログラムの導入が挙げられる。
農学部は、実践的かつ総合的な学びを提供するため、「食料」「生命」「環境」をキーワードとした学科・コースに再編する。特筆すべき点としては、農学全体を俯瞰できる「農学の総合知」を養う実践的教育の実施、ライフサイエンス分野の強化・充実が挙げられる。
新設の獣医学部は、国際通用性のある獣医学教育の実現を目指す。具体的な取り組みとしては、産業動物分野や公衆衛生・家畜衛生分野の充実、地域と連携した伴侶動物臨床分野の充実、国際標準を目指した学部カリキュラムの改善、学部での研究者要請プログラムの導入が挙げられる。
同計画は現在文部科学省と協議中のため、変更となる場合がある。
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【予告】岩手大学学部改組・新設のお知らせ(理工学部・農学部・獣医学部)|国立大学法人 岩手大学