旺文社は2023年6月16日、2025年からスタートする新課程の大学入学共通テストについて、文部科学省と大学入試センターが新たに公表した実施日や問題冊子と解答用紙の変更点およびイメージなどをとりまとめて発表した。
2025年度大学入学共通テストについて、文部科学省は6月2日に「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱」、大学入試センターは6月9日に「問題作成方針」をはじめとする一連の資料を公表した。
旺文社の分析によると、新たに発表されたのは、実施日、旧課程「情報」の出題科目名、問題冊子と解答用紙の変更点およびイメージの3点。実施日は、2025年1月18日および19日となる。旧課程「情報」の出題科目名は、これまで仮称だった「旧情報」に確定した。
問題冊子と解答用紙は、2025年は経過措置で旧課程の問題が入ってくるため若干複雑になる。具体例としては、地歴・公民は新旧課程で問題冊子のパッケージが分かれること、数学、情報は問題冊子の旧課程のページの全見開きに「新課程履修者は選択不可」の注意書きが入ること、理科は各科目の問題冊子の最初に各大問の選択可、不可を表で明示することなどが挙げられる。
また、数学①②の解答用紙のマーク欄は現行の数学①の「±」、現行の数学②の「a」「b」「c」「d」が廃止され、「－」のみとなるなどの変更がある。
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