明治大学文学部、「第15回 読書感想文コンクール」作品募集――優秀賞は作品集として単行本に

明治大学文学部は、高校生ならびに社会人を対象とした「第15回 読書感想文コンクール」を開催する。応募期間は2023年7月3日から31日まで。優秀賞100名の感想文は、作品集として単行本となる。

同コンクールは、読書することの歓びと感動を言葉にしてもらおうという目的で、2009年から開催されている。文学、歴史、心理、社会など広い範囲におよぶ日本と世界のすぐれた書籍の中から、毎年10冊の本を選りすぐり、その年の課題図書としている。

今年の課題図書は、ジョン・スタインベック『怒りの葡萄』、伊藤昌亮『炎上社会を考える―自粛警察からキャンセルカルチャーまで―』、真木悠介『気流の鳴る音―交響するコミューン―』、モリエール『守銭奴』、深沢七郎『楢山節考』、鶴見済『人間関係を半分降りる――気楽なつながりの作り方』、福永武彦『忘却の河』、富永京子『みんなの「わがまま」入門』、中島京子『夢見る帝国図書館』、シェイクスピア『ロミオとジュリエット』。課題図書から1冊を選び、1200字以内で読書感想文を書く。応募は未発表の原稿で、1人につき1点に限る。

応募資格を有するのは、高校生および社会人。原稿はWordで作成し、2023年7月3日9時から31日15時までに明治大学文学部のホームページに開設される「読書感想文コンクール応募フォーム」から提出する。

優秀賞は、高校生部門、社会人部門あわせて100名。選考結果は10月上旬に通知され、賞状、優秀賞全員の作品が収録された作品集「読むことの歓び」、副賞の図書カード3,000円分が贈呈される。作品集は各高等学校や図書館にも寄贈される。表彰式は11月18日に明治大学駿河台キャンパスで開催される。

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