関西大学は2023年8月7日、東日本大震災からの復興や防災を担う人材の育成や、U・I・Jターン就職の促進を図るため、宮城県と就職支援に関する協定を締結することを発表した。
同大学は、2013年4月に広島県と初めて就職支援に関する協定を締結。その後もU・I・Jターン就職支援の充実を目指し、現在では徳島県、香川県、高知県、愛媛県、鳥取県、岡山県、山口県、石川県、熊本県、三重県、福井県、島根県、静岡県、岐阜県、愛知県、和歌山県、京都府、福岡県、富山県と連携協定を結んでいる。今回、宮城県と連携協定を結ぶことにより、同大学の地方自治体との就職支援協定は21件となる。
同協定は、双方が相互に連携・強力に努め、宮城県内企業の情報提供やインターンシップの参加促進など、多様な進路選択の機会を提示し、同県へのU・I・Jターン就職の促進を図ることを目的としている。
同大学のキャリアセンターでは、従前よりU・I・Jターン就職の支援に積極的に取り組んでいるが、同協定の締結により、東日本大震災からの復興や防災に係る人材育成のほか、学生の多様性に応じた就職支援など、さらなる充実を図るという。
2023年8月21日には、宮城県行政庁舎にて協定調印式を開催。協定締結の背景には、被災地での研究を通じた復興支援や、学生団体によるボランティア活動を通した同県との強固な関係があることから、協定調印式にあわせて、16時から仙台市市民活動サポートセンターにて同大学の安部誠治名誉教授による防災に関する講演会も実施する。定員は50名で、参加費は無料となっている。
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