酪農学園大学は2024年9月27日、農食環境学群において「農環境情報学類」の設置を構想中であることを発表した。2026年4月の開設を予定しており、入学定員は80名とする。なお、2024年10月時点で構想中の内容であり、変更が生じる場合がある。
農環境情報学類では、農業分野における労働力不足、農業による環境への配慮といった課題の解決に向け、農学・環境学・情報科学など複数の分野を融合した学びを提供する。データサイエンスやDX(デジタルトランスフォーメーション)などを活用し、資源の効率的な管理と利用を促進できる人材を養成する。
農業による地域経済に加え、地理情報システム(GIS、リモートセンシング)による情報解析、および調査・収集したデータの分析など、農学の専門的な知識を身につける。人と自然が共生できる持続可能な社会システムの構築、地域創世、地域イノベーションに貢献できる人材の養成を目指す。
また、未来のパイオニアとリーダーを育てるため、知見を広めつつ、人間力を高めることも学びのキーワードとしている。農業や環境に関する課題に対し、自身の思考や判断の根拠を説明できる論理的思考力とコミュニケーション能力、他社と協働しながら主体的・自立的に取り組む能力を身に付けていく。
また、大学改革支援・学位授与機構における「令和6年度大学・高専機能強化支援事業」の申請時、2026年4月に獣医学群獣医保健看護学類の入学定員変更を予定していた。その後の検討で計画を変更し、2026年4月の獣医学群獣医保健看護学類の定員変更は実施しないとしている。
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2026年4月農食環境学群に「農環境情報学類」の設置を構想中
[プレスリリース ]2026年4月 農食環境学群に「農環境情報学類」の設置を構想中