大阪工業大学、2024年度入学試験から「女子特別推薦入試」を新設

大阪工業大学は2023年9月19日、2024年度入学試験から「女子特別推薦入試」を新設し、3学部12学科で各学科2人、合計24人を募集することを発表した。

同大学は1922年の学園創設以来、「専門職業人の育成」という建学の精神に基づき、社会の動向や時代の要請に応じた多様な人材を育成してきた。近年は卒業生全体の15%前後、学科によっては30~40%を女子学生が占めている。

同大学は、こうした人材育成力をさらに活用し、文部科学省の理工系女性人材の育成戦略に呼応した取り組みとして、一部の学部・学科の入学定員に特別枠を設け、女子志願者の入学促進を図る。

対象となる学部・学科は、工学部の都市デザイン工学科、建築学科、機械工学科、電気電子システム工学科、電子情報システム工学科、応用化学科、環境工学科、ロボティクス&デザイン工学部のロボット工学科、システムデザイン工学科、情報科学部のデータサイエンス学科、情報知能学科、ネットワークデザイン学科。

選考では、数学と英語について素養や入学後の学びで必要となる基礎学力を評価するため、高校教科書の基本的な内容を問うテストを課す。「書類審査」は各学科が指定する課題を課し、思考力・判断力・表現力などを評価する。面接では、同大学で学ぶ意思や入学後のビジョンなどを問う。加えて、工学部電子情報システム工学科と情報科学部の3学科では、外部資格検定試験保持者に対して加点制度を設けて、資格・検定試験に取り組んだ主体性も評価する。

特別推薦入試で入学した女子学生は、多分野融合的で実践的な教育研究環境において他の入学生と協働しつつ学修活動を積み、社会に大きく貢献できる理工系人材としての基礎的キャリアを磨く。同大学独自の自律学修システムと学修支援プログラム、新設するキャリア支援プログラムにより、理工系女性人材の多面的成長に向けて総合的な教育体制強化を図る。

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