「塾や家庭教師で成績向上」が8割も、カリキュラムに不満は3割 Well-stone調査

「家庭教師の銀河」を運営するWell-stoneは2023年10月18日、塾や家庭教師を利用した経験のある人のうち、8割以上が「塾や家庭教師に通うことで成績が向上した」と感じているものの、カリキュラムや課題について「自分に合っていなかった」と感じている人が約3割を占めたとのアンケート結果を公表した。

アンケートは、「家庭教師と塾の成績変化の違い」に関する意識を調査するため、10代・20代の頃に塾に通った経験のある人と家庭教師に利用した経験のある人を対象に、2023年9月22日から27日までインターネットで実施。1009人から回答を得た。

調査結果によると、「塾や家庭教師に通うことで成績はどのように変化しましたか」という質問に対して「非常に向上した」が13.9%、「向上した」36.0%、「少しだけ向上した」33.8%となり、8割以上が「向上した」と回答した。一方で、「変わらなかった」は14.3%、「悪化した」は2.0%だった。

また、授業形式や日数に関しても「どちらかといえば不満はなかった」が39.8%と最も多く、「不満はなかった」33.3%とあわせて、7割以上が不満はなかったと回答。「不満があった」は6.3%、「どちらかといえば不満があった」は20.6%だった。

「自分に合ったカリキュラムや課題が組まれていたと感じますか」との質問に対しては「どちらかといえば自分に合っていなかったと思う」が22.0%で、「自分に合っていなかったと思う」6.6%と合わせて約3割がカリキュラムや課題に不満を抱いていた。不満の内容を自由に記載してもらったところ、塾に対しては「周囲の人と学力差があった」「自分のペースで進められなかった」、家庭教師に対しては「希望していた人とは違う先生が来た」「問題を解き終わった後の時間が無駄だった」といった声があった。

同社は「塾や家庭教師を選ぶ際には、どのような環境で学習するのかといった点を確認することが重要だ」としている。

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