医学部受験を希望する保護者の9割が「大変そう」 日本トレンドリサーチ調査

インターネットリサーチを手がける日本トレンドリサーチは2023年11月9日、医学部受験予備校の太宰府アカデミーと共同で実施した「医学部のイメージに関するアンケート」の結果を公表した。子供を医学部に通わせたいと思ったことのある保護者は約24%だったが、その約90%は勉強のレベルの高さや学費などから「大変そう」と感じていることがわかった。

「医学部のイメージに関するアンケート」は10月25日から27日にかけて、事前調査で「子供がいる」と回答した60代以下の男女636人を対象にインターネットを通じて行った。

集計結果によると、「自分の子供を医学部に通わせたいと思うか」という問いに対し、「自分の子供を医学部に通わせたいと思っている」が3.8%、「自分の子供を医学部に通わせたいと思ったことがある」が20.1%で、子供の医学部受験を考えている保護者は計23.9%。「実際に通わせている・通わせていた」は3.1%だった。一方で「思わない」は73.0%だった。

また、「自分の子供を医学部に通わせたいと思っている」と回答した人に、「子供が医学部を受験するうえで大変そうだと思うことはあるか」を尋ねると、「ある」が87.5%を占め、医学部進学を希望する保護者の9割近くが大変そうだと感じていることがわかった。

大変そうだと思う理由については、「勉強とお金とやる気(40代・男性)」「勉強が大変でかなり上のレベルを求められるから(40代・女性)」「受験勉強や塾の費用など(40代・男性)」と勉強のレベルの高さや学費、受験勉強のための費用などを心配する声があった。

[関連リンク]

【医学部のイメージとは?】子どもを医学部に通わせたいと思っている87.5%が、大変そうだと思うことが「ある」

太宰府アカデミー

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