大正大学は2024年8月8日、9月に「心理臨床の新たな展開において大学教育に求められること ~社会で活きる心理臨床家を育てるとは~」と題した講演会とシンポジウムを開催すると発表した。これは臨床心理学部が今年4月に設置されたのを記念して実施するもの。
同大の臨床心理学部は、1963年に大正大学附置研究所として創設された「大正大学カウンセリング研究所」が前身。「文学部社会福祉学科福祉心理コース」などを経て、2024年4月の学部学科改組によって「心理社会学部臨床心理学科」から「臨床心理学部臨床心理学科」となった。学部に昇格したのを機に「心理専門職養成」と「ライフキャリア・マネジメント」の2つのプログラムを設けるなど一部のカリキュラムを見直し、教育内容の充実を図った。
イベントは9月19日午後1時から、同大学8号館で開催。伊藤直文名誉教授が「大正大学と臨床心理教育-これまでとこれから-」と題して記念講演を行う。また、東京大学の笠井清登教授や、公認心理師試験研修センターの永石晃事務局長、聖学院大学の森岡由起子特任教授らを招いて記念シンポジウムを開き、今後の臨床心理学の発展において、大学教育に求められるものは何か、社会で活躍する心理臨床家をどのように育てていくかをテーマに、意見を交換する。
午後5時半からは、懇親会も開かれる。参加費は無料だが、インターネットの専用フォームから申し込む。懇親会に参加する場合は、一般4000円、学生2000円の参加費が必要になる。
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【イベント情報】臨床心理学部 開学部記念講演・シンポジウム「心理臨床の新たな展開において大学教育に求められること~社会で活きる心理臨床家を育てるとは~」を開催します