北海道大学の受験におすすめの予備校5選!入試の特徴、偏差値・難易度も解説

北海道大学は、1876年に設立された札幌農学校を前身とする難関国立大学です。文系学部よりも理系学部のほうが多く、水産学部や獣医学部といった全国的にも珍しい学部を有しています。

北海道大学の入試には、どのような特徴があるのでしょうか。また、受験ではどのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。

今回は、北海道大学の入試の特徴や個別試験の出題傾向を解説します。北海道大学を目指す学生におすすめの塾・予備校やその選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

北海道大学の入試選抜方式

北海道大学には、さまざまな入試選抜があります。

選抜方式内容
一般選抜大学入学共通テストと個別学力検査等の成績、調査書で合否を判定する入試
フロンティア選抜(総合型選抜)提出書類、適性検査、課題論文、面接などをもとに、学力を含むさまざまな能力、資質、適性、意欲や個性を評価して合否を判定する入試
国際総合入試成績評価証明書、調査書、志望理由書、自己推薦書、面接などにより、グローバル社会をリードする意欲と資質を持つ人材を選抜するための入試

ほかにも北海道大学では、帰国生徒選抜や私費外国人留学生(学部)入試、現代日本学プログラム課程入試など、さまざまな選抜方法を用意しています。

北海道大学の偏差値・難易度

北海道大学の偏差値と実質倍率、合格者の得点(合格最低点)について、東進のデータと大学公式ホームページをもとに紹介します。

学部(学科) 偏差値 実質倍率(前期日程) 実質倍率(後期日程) 合格最低点(前期日程) 合格最低点(後期日程)
総合入試文系 65 3.6 509.50
総合入試理系 (数学重点) 65 3.8 485.63
総合入試理系 (物理重点) 2.6 490.60
総合入試理系 (化学重点) 2.4 501.90
総合入試理系 (生物重点) 2.4 496.80
総合入試理系 (総合科学) 2.1 503.45
文学部 65 3.1 10.3 529.50 370.30
教育学部 65 2.4 7.9 518.40 441.00
法学部 65 2.2 10.8 516.20 513.40
経済学部 65 2.4 9.5 516.20 375.10
医学部医学科 69 3.3 660.85
医学部保健学科 (看護学) 61 1.5 423.65
医学部保健学科 (放射線技術科学) 2 450.00
医学部保健学科 (検査技術科学) 2.1 406.70
医学部保健学科 (理学療法学) 3.5 447.40
医学部保健学科 (作業療法学) 2.3 443.70
歯学部 65 3.7 536.80
獣医学部 70 4.5 7.2 591.90 736.00
水産学部 63 2.7 8 463.95 495.50
理学部数学科 69 14.2 非開示
理学部物理学科 記載なし 11 非開示
理学部化学科 68 9.4 450.90
理学部生物化学科 (生物学) 68 7.1 非開示
理学部生物化学科 (高分子機能科学) 9.5 非開示
理学部地球惑星科学科 記載なし 11.6 非開示
薬学部 68 15.9 558.00
工学部応用理工系学科 68 7.8 540.50
工学部情報エレクトロニクス学科 69 9.6 581.50
工学部機械知能工学科 68 6.4 564.00
工学部環境社会工学科 67 7.7 543.50
農学部 68 8.5 563.50

参考:
【2026年度入試対応】北海道大学 偏差値一覧・ランキング|大学案内|大学受験の予備校・塾 東進
北海道大学 入試倍率|大学案内|大学受験の予備校・塾 東進
北海道大学 令和7年度一般選抜 合格者の平均点等一覧(PDF)

北海道大学の入試の特徴と対策

ここからは、北海道大学入試の特徴と受験のポイントをお伝えします。

共通テストの配点が高め:8割以上を目指そう

北海道大学入試の特徴の一つは、大学入学共通テストの配点が高いことです。配点の割合は学部によりますが、後期日程においては、文学部や教育学部、獣医学部や水産学部では共通テストの割合が約4割、理学部では約5割、農学部では約6割となっています。そのため、二次試験対策だけでなく、しっかりと共通テスト対策をすることが重要です。

また、文理問わず国語の配点が高いのも北海道大学入試の特徴です。国語の対策には力を入れ、取りこぼしのないようにしましょう。

難易度は標準:徹底した基礎固めが合格のカギ

北海道大学の入試問題の難易度は標準レベルです。簡単過ぎず難し過ぎない良問が出題され、癖のある問題は少ない傾向にあります。そのため、高校の授業内容の理解度により、得点の差が生じることになるでしょう。

北海道大学の入試対策としては、まず授業レベルの基礎学力をしっかりと身に付けることが大切です。この基礎固めを徹底したあと、基礎知識を用いて応用問題をこなす力を徐々に身に付けていきましょう。

論述問題が多め:解答力を身に付けよう

北海道大学入試の特徴として挙げられるのが、論述問題が多い点です。国語、英語、数学はもちろん、生物、日本史、世界史でも論述形式の問題が多数出題されます。特に、20字~80字程度の短めの論述問題が、日本史や世界史で10問程度出題される傾向にあるため、的確に内容をまとめる論述力は必須です。演習問題や過去問を繰り返し解き、解答を添削してもらうなどして、力を高める必要があります。

北海道大学個別試験科目ごとの出題傾向と対策

北海道大学に合格するためには、個別試験の過去問を分析し、出題傾向に合わせた対策を行なうことが大切です。ここでは、2025年度の一般選抜(前期日程)の個別学力検査等に出題された英語、数学、国語について、出題傾向と学習方法をお伝えします。

英語の出題傾向

北海道大学の英語は大問4題が出題され、試験時間は90分です。内訳は、長文読解が2題、英作文が1題、会話文の空欄補充問題が1題となっています。

長文読解については、日本語訳や空欄補充、文章と一致する内容を選ぶ問題など、幅広く出題されます。そこまで難しい単語が出るわけではないため、国公立大学受験者向けの単語帳や文法書を1冊完璧にしたら、演習問題をどんどん解いていきましょう。

英語表現の問題では、英文を書き換える力や、筆者の主張を把握したうえで自分の意見を英語で述べる力が必要です。過去問や英作文の問題集などを使って、英語で文章を書くことに慣れましょう。書いた英文は、できれば学校の先生や塾の講師に添削してもらうのが理想的です。

会話文を読んで要約文の空欄補充をする問題は記号問題ですが、選択肢が多く難易度が高めといえます。北海道大学特有の出題形式のため、過去問にしっかり取り組んで慣れていきましょう。

数学の出題傾向

北海道大学の数学は、文系と理系で異なる問題が出題されます。文系数学の試験時間は90分で大問は4題、理系数学は120分で大問は5題です。

文系・理系ともにすべて記述式で、幅広い分野から出題されています。教科書の内容をしっかり理解して基礎問題を確実に解けるようにしたうえで、過去問に取り組んで応用力を付けていきましょう。

特に理系数学は計算力が問われる問題が多いため、早く確実に解けるよう演習を繰り返すことが大切です。演習量を確保したい場合には、北海道大学と同レベルかやや難しめの九州大学や東北大学の過去問が役立ちます。

北海道大学の数学の特徴は、微分積分が頻出し、ほかの分野よりやや難しいことです。もちろん幅広い分野の対策が必要ですが、優先的に微分積分を学習しておくとよいでしょう。図形やグラフに関係する問題が多いのも、北海道大学の数学の特徴といえます。日頃から図を書いて考える習慣を付けておきましょう。

国語の出題傾向

北海道大学の国語は大問が4題出題され、試験時間は120分です。大問の内訳は、現代文が2題、古文が1題、漢文が1題となっています。

現代文の問題は、言語・芸術・社会・哲学など、幅広いジャンルの評論やエッセイなどから出題されています。字数制限のある記述問題が出題されるため、設問の答えを端的にまとめ、要素を過不足なく盛り込んで解答する力が必要です。

古文・漢文では、現代語訳や内容説明の問題がよく出題されます。文法や句法、古文単語などの暗記するべき内容はコツコツ覚え、本文を正確に解釈できるように演習を繰り返しましょう。

北海道大学合格を目指すなら予備校に通うのがおすすめ

受験勉強は独学でも可能ですが、効率良く合格を目指すなら予備校に通うのがおすすめです。予備校の授業は大学受験に特化しており、多くの生徒を合格に導いてきたノウハウが活かされているため、受験に必要な知識や解法を効率的に学べます。

受験を成功させるには、膨大な出題範囲を整理して長期的なスケジュールを立て、モチベーションを維持しながらコツコツと学習を進める必要があります。とはいえ、志望校の出願や併願校の検討、模試の申し込みなど勉強以外にも考えなければいけないこともあり、多くの方は不安を感じるのではないでしょうか。

決まった授業カリキュラムに沿って取り組める予備校に通うことで、こうした不安や負担は軽くできます。また、同じように大学を目指す仲間が周りにいることで、モチベーションも保ちやすいでしょう。さらに、受験に関する情報も収集しやすく、必要な情報を見落とすリスクが軽減されるというメリットもあります。

北海道大学の入試に強い塾・予備校の選び方

ここからは、北海道大学の合格を目指して予備校に通おうか検討している方向けに、北海道大学の入試に強い予備校を選ぶポイントを紹介します。

共通テスト対策に強い

先ほども述べたように、北海道大学はほかの難関国公立大学と比べて、大学入学共通テストの配点が高めです。大学入学共通テストは個別試験とは出題形式や出題傾向が異なるため、意外と気を抜くことはできず、高得点を取れるよう専用の対策をしなければなりません。

そのため、早いうちから共通テスト対策に徹底的に取り組む必要があります。予備校を選ぶ際は、大学入学共通テスト対策向けの講座がどれだけ充実しているかチェックすることをおすすめします。

北海道大学の合格実績がある

北海道大学は、ほとんどの学部の偏差値が65を超える難関国公立大学です。北海道大学へ合格したいなら、難関国公立大学の合格者を毎年一定以上出している予備校を選ぶとよいでしょう。特に、自分が志望する北海道大学の学部の合格実績があれば、その予備校には合格のためのノウハウがあると判断できます。

ただし、合格者の数だけで判断するのも良くありません。大手予備校は生徒数が多いため難関大学への合格者数も多くなりがちですが、合格率で考えると実はそれほど高くないケースもあります。また、予備校によっては、夏期講習のみ受講した生徒も大学合格者数に加えていることがあります。

合格実績を見るときは、合格者数だけ見るのではなく、合格率や北海道大学に合格した先輩の声なども参考にして選びましょう。

論述問題を添削してもらえる

北海道大学に合格したいなら、添削指導が充実している予備校や、質問・相談がしやすい予備校を選びましょう。

北海道大学の個別試験では、多くの科目で論述問題が出題されます。論述問題で点数を取るためには、採点者に意図が正しく伝わる解答を作る必要があります。

しかし、採点者に伝わる解答になっているかどうかは、自分では客観的に判断しにくいものです。論述問題に詳しい講師に添削してもらい、正しく伝わる表現で書けているか、内容に過不足はないかなど、こまめに確認しながら学習を進めましょう。添削と復習を重ねることで、確実に論述力が身に付きます。

北海道大学合格を目指す学生におすすめの塾・予備校

ここからは、北海道大学を目指す学生におすすめの塾・予備校を紹介します。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校は、難関大学に日本最多水準の現役合格者を輩出している大手予備校です。実力派講師陣、最先端のAI、モチベーションを高める担任指導などで合格力を高めています。

北海道大学を目指す学生にとっては、本番で高得点を獲得できる実力を鍛えられる「過去問演習講座」も魅力です。最大10年分の徹底した演習とプロ講師による複数回の添削指導により、大学・学部の入試傾向に沿った対策を行なえます。どの部分で加点され、なぜ減点されたかを詳しく把握できるため、解答力が問われる北海道大学入試にぴったりの講座です。

さらに、「志望校別単元ジャンル演習講座」では、合格のために取り組むべき単元・ジャンルをAIで分析し、10万問以上のデータベースから自分に合った演習問題を提示してくれます。受験本番までの限られた時間のなかで、北海道大学を含む志望校対策に効率良く取り組めるのが特徴です。

加えて東進では、北海道大学の二次試験(前期)と同じ形式、同じレベルの「北大本番レベル模試」を年2回実施しています。北海道大学合格に必要な力と自分の実力との差を知り、今後の学習に活かすためにも、一度模試を受けてみることをおすすめします。

また、北海道大学志望であれば、「難関国公立大英語」「受験数学(文理共通)難関」「現代文記述・論述トレーニング」といった難関国立大学の志望者向けの講座でも、しっかりと実力を伸ばすことができるでしょう。

駿台予備校

駿台予備校は、東大、京大、医学部など多数の難関大学への合格実績を有する大手予備校です。現役高校生向けの講座は、「選抜」「難関」「標準」「基礎」の4レベルに分けられ、自分に合ったレベルで学べるようになっています。

北海道大学レベルの講座としては、「高3北大英語」「高3難関・数学ⅢC」「高3難関・現代文」などがあります。浪人生におすすめのコースは「北大文系」「北大理系」「難関国公立大文系」「北大理系プレミアムサポート」「国公立大理系プレミアムサポート」などです。これらの授業は基本的に50分単位で実施されます。

そのほか、個別ブースタイプの自習室の完備やAI・ICT学習ツールの提供など、効率的な学習を支援する環境が整っているのも駿台予備校の大きな特徴です。

四谷学院

50年以上の指導実績を持つ四谷学院は、首都圏や関西エリアを中心に校舎を構える大手予備校です。独自の「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」のダブル教育で、多くの学生を合格に導いています。

現役生向けのコースとして開講されているのが「高3生コース」です。同コースでは、学生は必要な科目を必要なだけ受講できます。開講科目としては、「入試英文解釈」「入試数学総合」「入試現代文」などがあり、科目ごとに自分のレベルに合ったクラスで学べるのが特徴です。そのほかにも志望校対策として、「北大文系対策」や「北大理系対策」が開講されています。

浪人生向けのコースは「高卒生コース」です。同コースには「北大文系コース」や「北大理系コース」があり、基礎固めから志望校対策まで広くカバーできます。加えて、医学部を目指す学生向けの「医学部特設ゼミ」や、小論文対策が必要な学生向けの「小論文ゼミ」などもあります。

河合塾

河合塾では、経験豊富なプロの講師によるわかりやすく質の高い授業を受けることができます。生活リズムを整えて学習に集中できる寮や、開館時間中いつでも利用できる自習室など、浪人生が学ぶ環境が充実しているのも特徴の一つです。

北海道大学を目指す現役生向けのコースは「河合塾高校グリーンコース 大学別対策講座」です。この講座は現役合格を確実にするために、高3の4月ではなく高2の1月から開講します。高卒生は地区別の「大学受験科 北海道大学対策コース」から自分に合ったコースを選べます。

また、河合塾では全統模試「北大入試オープン」も実施しています。北大入試オープンは北海道大学(前期日程)の二次試験を受ける予定がある方向けの模試です。過去の北大入試問題の詳細な分析をもとに精度の高い予想問題を出題しています。

明光義塾

明光義塾は日本初の個別指導塾で、教室数・生徒数ともに個別指導塾ナンバーワンの実績を誇っています。全国に1,700以上の教室があり、約9万5,000名の生徒が在籍しています。

難関国公立大学の合格実績も豊富で、2025年度には9名の生徒が北海道大学に合格しました。

明光義塾の受験対策では、一人ひとりの志望校や成績に合わせて最適な学習プランを作成し、きめ細やかな指導を行ないます。さらに、対話型の個別指導を受けながら、並行して臨場感のある映像授業で効率良く学ぶことで理解を深めていけることも特徴です。

北海道大学を目指す現役生向けのコースとして「志望校別大学受験対策コース」があります。高3の夏までに全科目をひととおり終わらせて、過去問対策に取り組むコースです。「大学入学共通テスト対策コース」もあるため、共通テストの配点が高い北海道大学入試にも対応可能です。さらに、学校推薦型選抜や総合型選抜を目指す受験生の対策も行なっています。

まとめ

北海道大学の入試の特徴や難易度、個別試験対策、予備校の選び方などを紹介してきました。

北海道大学は大学入学共通テストの配点が高く、個別試験では標準レベルの良問が出題されます。そのため、基礎力を徹底的に固め、苦手分野を残さないことが重要といえるでしょう。また、論述問題が多いことも特徴の一つです。採点者に正しく伝わる解答を書けるよう、積極的に添削を受けることをおすすめします。

効率的に受験対策を進めるには、予備校に通うのが効果的です。北海道大学をはじめとする難関国公立大学への合格実績があり、添削指導が充実している予備校を選ぶとよいでしょう。本記事でご紹介した内容が予備校選びに役立てば幸いです。