北海道大学の志望者必見! 北大入試の特徴とおすすめの塾・予備校とは?

北海道大学(以下、北大)は、1876年に設立された札幌農学校を前身とする難関国立大学です。文系学部よりも理系学部のほうが多く、水産学部や獣医学部といった全国的にも珍しい学部を有しています。

北大では、1年次は全員が総合教育部に所属し、基礎教育を受けます。どの学部学科の学生も「文系」「理系」の別なく同じカリキュラムで学ぶのが総合教育部の特徴です。各学科で専門的な学習を進めるのは2年次以降になります。

そんな基礎学習に重点を置く北大の入試には、どのような特徴があるのでしょうか。北大を受験するには、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。

今回は、北大入試の特徴や北大受験の三つのポイントのほか、北大を目指す学生にぴったりの塾・予備校を紹介します。北大志望の学生は、ぜひ参考にしてください。

北大入試の特徴は? 北大受験の三つのポイント

ここからは、北大入試の特徴と北大受験の三つのポイントをお伝えします。

共通テストの配点が高め、8割以上を目指そう

北大入試の特徴の一つは、大学入学共通テストの配点が高いことです。配点の割合は学部によりますが、文学部や教育学部、獣医学部や水産学部では共通テストの割合が4割、理学部では5割、農学部では6割となっています。そのため、二次試験対策だけでなく、しっかりと共通テスト対策をすることが重要です。

また、文理問わず国語の配点が高いのも北大入試の特徴です。取りこぼすことのないよう、国語の対策には力を入れましょう。

難易度は標準・良問、徹底した基礎固めが合格のカギ

北大の入試難易度は標準レベルです。癖のある問題も少なく、簡単過ぎず難し過ぎない良問が出題されます。そのため、高校の授業の内容をどれだけ理解できているかが、得点の差を生むことになるでしょう。

北大入試対策としては、まず授業レベルの知識を身に付け、しっかりと基礎学力を定着させることが大事です。そして、徹底した基礎固めの後、基礎知識を用いて応用問題をこなす力を徐々に身に付けていきましょう。

論述問題が多い! 解答力を身に身に付けよう

北大入試の特徴として挙げられるのが、論述問題が多いということです。国語、英語、数学はもちろん、生物、日本史、世界史でも論述形式の問題が多数出題されます。特に、日本史や世界史では20字~80字程度の短めの論述問題が10問程度出題される傾向にあるため、内容を的確にまとめる記述力・解答力は必須です。演習問題や過去問を繰り返し、解答を添削してもらうなどして、確実な解答力を身に付ける必要があります。

北大に強い塾・予備校の選び方   

北大合格のために必要なことは前述の通り、「共通テスト対策」「徹底した基礎固め」「記述力・解答力の向上」の3点です。ここからは、これら3点を念頭に置いた上で、北大受験に適した塾・予備校の選び方をお伝えします。

まず共通テストについてです。共通テストは二次試験とは出題形式や出題傾向が異なります。そのため、意外と気を抜くことはできず、高得点を取るためには専用の対策をしなければなりません。塾・予備校を選ぶ際は、二次試験対策と並行して共通テスト対策ができるかどうかの確認が必要です。

次に基礎固めですが、これに関して重要なのは、講義のレベル分けがきちんとなされているかどうかです。というのも、あまりに難しいと授業について行けないし、逆に簡単過ぎても勉強にならないからです。基礎固めを成功させるためには、自分のレベルに合った講座を受ける必要があります。ですので、科目ごとにレベル別の講座が開講されている塾・予備校を選ぶようにしましょう。

最後に記述力・解答力の向上について述べます。この力を伸ばすには第三者による添削が欠かせません。実は記述力は「ただ書く」だけでは向上しません。書いた答えのどこが「減点要素」「不足点」なのかを知ることで初めて、得点につながる解答を作れるようになります。ですので、二次試験対策として必ず、解答の添削をしてくれる塾・予備校に通いましょう。添削と復習を重ねることで、確実に記述力・解答力が身に付きます。

北大合格を目指す学生におすすめの塾・予備校は?

ここからは、北大を目指す学生におすすめの塾・予備校を紹介します。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校は、難関大学に日本最多の現役合格者を輩出している大手予備校です。実力派講師陣、最先端のAI、モチベーションを高める担任指導などで圧倒的な合格力を誇ります。

北大を目指す学生にとっては、本番で高得点を獲得できる高い実力を鍛えられる「過去問演習講座」も魅力でしょう。最大10年分の徹底した演習とプロ講師による複数回の添削指導により、大学・学部の入試傾向に沿った対策を行えます。どの部分で加点され、なぜ減点されたかを詳しく把握できるなど、解答力が必要な北大入試にはぴったりの講座です。

さらに、「志望校別単元ジャンル演習講座」では、合格のために取り組むべき単元・ジャンルをAIで分析し、10万問以上のデータベースから自分に合った演習問題を提示してくれまます。受験本番までの限られた時間の中で、北大を含む志望校対策を効率的に行えます。

加えて東進では、北大専用の「北大本番レベル模試」を年に2回実施しています。これは、北大の二次試験(前期)をシミュレーションできるもので、本番と同じ形式、同じレベルの模試となっています。北大合格に必要な力と自分の実力との差を知り、模試の結果を以降の学習に活かすためにも、北大志望の学生には一度受験することをおすすめします。

また、北大志望であれば、「難関国公立大英語」「受験数学Ⅰ・A/Ⅱ・B(難関)」「現代文記述・論述トレーニング」といった難関国立大志望者向けの講座でも、しっかりと実力を伸ばすことができるでしょう。

駿台予備校

駿台予備校は、東大、京大、医学部など多数の難関大学合格の実績を有する大手予備校です。開講されている講座は、「スーパーαレベル」「スーパーレベル」「スタンダードレベル」「ベーシックレベル」の4レベルに分けられており、自分に合ったレベルで学べます。

現役生は「現役フロンティア」というクラスに所属して学びます。北大レベルの講座としては、「スーパー英語総合」「スーパー数学ⅠAⅡB」「スーパー現代文」などがあります。また、授業は基本的に50分単位で実施され、一つの授業に集中して学べる工夫がされているのも駿台予備校の大きな特徴です。

浪人生は「高卒クラス」で学びます。北大志望の学生が所属するのは、「スーパー国公立大文系」や「スーパー国公立大理系」コースです。これらのコースでは、自身の弱点を補強しつつ、共通テストと二次試験の対策ができます。

四谷学院

40年以上の指導実績をもつ四谷学院は、首都圏や関西エリアを中心に校舎を構える大手予備校です。独自の「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」のダブル教育で、多くの学生を合格に導いています。

現役生向けのコースとして開講されているのが「高3生コース」です。同コースでは、学生は必要な科目を必要なだけ受講できます。開講科目としては、「入試英文解釈」「入試数学ⅠAⅡB」「入試現代文」などがあり、科目ごとに自分のレベルに合ったクラスで学べるのが特徴です。その他にも志望校対策として、「北大文系対策」や「北大理系対策」が開講されています。

浪人生向けのコースは「高卒生コース」です。同コースには「北大文系コース」や「北大理系コース」があり、基礎固めから志望校対策まで広くカバーできます。加えて、医学部を目指す学生に向けた「医学部特設ゼミ」や、小論文対策が必要が学生に向けた「小論文ゼミ」などもあります。