東大、大学入学共通テストから英語のリスニングを合否判定に活用

東京大学の入試監理委員会は2020年2月10日、2021年度の入学者選抜方法を発表した。大学入試センター試験に代わって2021年から実施される「大学入学共通テスト」を利用し、英語のリスニングの点数も合否判定に活用する。東大はこれまでのセンター試験の英語では、筆記だけを課していた。

入学者選抜に用いる教科・科目は、文科各類では5教科8科目か6教科8科目、理科各類では5教科7科目となり、センター試験から変わらない。英語については、大学入学共通テストではリーディング100点、リスニング100点、計200点満点となっているところを、リーディング140点満点、リスニング60点満点に換算して評価する。

また、2019年3月の予告において、大学入学共通テストの国語・数学で出題される記述式問題の結果を入学者選抜に利用するとしていたが、それを撤回。記述式問題の導入が見送られることから、マーク式問題の結果だけを利用すると表明した。

東大を目指す人は、大学入学共通テストの英語リスニング対策も必須となる。英語のリスニングに苦手意識を感じている人やリスニング力を伸ばしたいと考えている人は、英語の成績が伸びる塾・予備校を紹介した記事も読んで、参考にしてほしい。

[関連リンク]

2021 年度(令和 3 年度)東京大学入学者選抜(一般入試) に関する予告について (PDF)