大学入学共通テスト、英語4技能評価と記述式問題は私大に「不要」

2020年度から始まる大学入学共通テストにおいて英語民間試験の活用が見送りとなったことなどを受け、文科省にて開かれるようになった「大学入試のあり方に関する検討会議」。その第4回が2020年3月19日に開かれた。

日本私立大学協会(私大協)は、加盟する私立大学400校で「大学入学共通テスト」の利用に関する緊急アンケートを実施。英語4技能の評価については 令和3年度一般入試において 「実施しない」私大が 49.0%を占め、4技能民間資格・検定試験については77.3%が「不要」と考えていることが明らかになった。さらに共通テストにおいて記述式問題の出題は「不要」と 85.3% の私大が回答したことも報告した。

現行の学習指導要領においては、「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」が英語4技能と定義されている。アンケート調査時に令和3年度の一般入試で英語4技能を評価する予定の私大は27.4%にとどまっており、そのうちの77.4%が民間の資格・検定試験を利用する計画だ。

しかも私大ではAO入試や推薦入試などの多様な入試を実施していて、61.0%の私大でセンター試験利用の入学者が1割以内にとどまっている。「英語4技能評価の実施は、あくまでも各大学の自主性に基づくもの」「共通テストでの民間試験導入は必ずしもマストではない」といった意見が出てきているという。

また共通テストでの記述式問題の実施についても、 前述のとおり、 私大の85.3%は必要性を感じていない。私立大学の64.9%は、すでに一般入試の方で記述式問題を実施する予定であることから、「共通テストでの導入を不要と感じている」と報告している。

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私立大学の視点から見た大学入学共通テスト ー日本私立大学協会加盟大学アンケートよりー