朝日学生新聞社は2020年5月22日、新型コロナウイルス感染防止に伴う学校の休校に関して、小学生の保護者と中高生の保護者または本人を対象に「休校中の学習・生活」についてアンケート調査した結果を発表した。それによると、休校中の学習形態として最も望まれているのが「教師との双方向オンライン授業」であるにもかかわらず、実現している学校は1割に満たないという。
同社は2020年4月30日~5月6日にかけて、「休校中の最も望ましい学習形態」や「休校中、学校や塾でどのような授業体制をとっているか」、「休校中の学習状況」などを調べるインターネット調査を実施。小学生の保護者1018人、中学生・高校生の保護者または本人176人、合計で1194人の有効回答を得た。
同調査では、「休校中の最も望ましい学習形態」という質問に対して、72.8%の小学生、63.1%の中高生が「オンラインでの双方向授業」と回答。しかし、「休校中、学校や塾でどのような授業体制をとっているか」という質問に、「オンラインで先生とリアルタイムでやり取りができる双方向授業」と回答した小学生は3.7%、中高生は6.8%にとどまった。
「休校中の学習状況」についての質問では、小学生・中高生ともに「学校から指示された学習をしている」との回答が最多。割合としては小学生が85%、中高生が94.9%となった。「1日の学習時間」も問うたところ、小学生は「1~2時間」が23.7%で最多、中高生は「3~4時間」が23.9%で最多だった。
受験生はいつから予備校に通うのかに関するアンケート調査をまとめた記事も読んで、いち早く受験勉強に取り組んでいただきたい。