筑波大学、令和3年度入試から総合選抜の導入を開始――合格者は新設の総合学域群に受け入れ

筑波大学は2020年11月26日、令和3年度(2021年度)入試から一般選抜の前期日程に総合選抜を導入すると発表した。同校の入試はこれまで、出願時に学類・専門学群を決める方式だったが、令和3年度からは前期日程の募集人員のうち約3割に対して総合選抜を実施する。総合選抜で入学が決まった学生は、新設した総合学域群に受け入れるという。

総合学域群は、令和3年4月から学生を受け入れる筑波大学で最も新しい学群だ。総合選抜入試で入学した1年次生だけが在籍し、総合科目、外国語、情報などの共通科目と、学類・専門学群が開設する専門導入科目を中心に履修する。ここに在籍する学生は2年次になると、文系・理系を問わず希望の学類・専門学群に進級し、所属もそれぞれの教育組織へと移る。

筑波大学が実施する総合選抜では、学群・学類よりも幅広い「文系」「理系Ⅰ」「理系Ⅱ」「理系Ⅲ」という区分で学生を選抜する。物理学の素養を必須とするのが理系Ⅰ、特定の分野にとらわれないのが理系Ⅱ、数学に重点を置くのが理系Ⅲだ。総合選抜による入学者は、選抜区分に対応した総合学域群の3つの類(第1類、第2類、第3類)のいずれかに所属することになっている。

総合学域群の詳細や総合選抜の募集要項などは、筑波大学のwebサイトで確認できる。

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