岡山大学は2021年3月21日、国費の外国人留学生を対象とする国際農学プログラム(GAP)を2021年10月から始めると発表した。2021年3月15日〜5月14日の出願期間を設け、農学部の研究生として新たに4人募集する。
同プログラムは、アジア・アフリカ地域の食料供給を支え、環境を保全しつつSDGsを実現する能力を持つ人材の育成を目的とするものだ。日本語での講義を中心に、国際貢献を目指す日本人学生とアジア諸国などからの留学生が、実習や演習、インターンシップなどで協力し、成長することを促す。
岡山大学によると、プログラムの開始前に、2021年10月からの6カ月間、入学試験対策、日本語教育、専門教育の準備をする予備プログラムを実施するという。本プログラムの開始は2022年4月で、それからの4年間で専門教育を行う予定だ。
専門教育では、実践型社会連携やインターンなどの体験型講義を重視しつつ、国際農学概論や数理データサイエンス科目などの講義で専門基礎力を養う。また、農芸化学、応用植物科学、応用動物科学、環境生態学の中からいずれかのコースを選ばせ、専門的スキルを高める。さらに海外実習や卒業論文研究で応用力・実践力を身に付けさせた後、大学院への進学を推奨するという。
高校生がいつから予備校に通い始めるのかについて、体験談や大学タイプ別の解説を紹介した記事も参考にしていただきたい。
[関連リンク]
【岡山大学】世界からSDGsの実現を目指す入学生を募集 ~農学部で国費外国人留学生の優先配置特別プログラムをスタート~|国立大学法人岡山大学のプレスリリース