芝浦工業大学は2021年9月15日、未来を担う理工系女性技術者を育成するため、2022年度学部入学者から100人を超える成績優秀な女子入学者に入学金相当の28万円を奨学金として給付することを発表した。
文部科学省が実施した「2020年度学校基本調査」によると、日本における工学系学科の女子学生比率は15.6%と低水準だ。そこで、同大学は「教育も研究も、ダイバーシティの中でこそイノベーションが生まれる」という考えのもと、創立100周年の2027年には現在の学部女子学生比率18.7%から30%以上へ引き上げることを目標とし、女子学生の入学促進に取り組んでいる。
芝浦工業大学は2018年度入試から、特に女子学生が少ない工学部機械電気系4学科に「公募制推薦入学選抜(女子)」枠を設置している。2022年度入試からは、同枠を工学部全9学科に拡大し、同枠による入学者約30人と一般入試による成績優秀な入学者約100人に奨学金を給付する。
同奨学金は、2022年度入学者から2024年度入学者の3年間給付する予定だ。奨学金給付対象者には、合格発表時に対象者であることが通知される。
芝浦工業大学の奨学金について解説してきたが、有名大学や大学種別ごとの合格率で比較した予備校のランキングも見て受験の参考にしてほしい。