オンライン個別指導サービス「スタディコーチ」を手がけるBuildsは2022年1月12日、22年度入試の受験生へのコロナ禍の影響に関するアンケート結果を公表した。受験生の約半数がオンライン授業を経験し、約4分の1が「学習時間が減少した」と回答している。
調査は2022年に大学を受験する全国の高校3年生を対象に、2021年12月28日から31日までインターネット上で実施。324人から回答があった。
調査結果によると、学校行事の中止を経験した生徒は78.4%にのぼり、50%の生徒がオンライン授業を経験した。新型コロナの影響については、39.2%が「悪い影響を受けた」と回答。具体的には「学習へのモチベーションが下がり、学習時間が減った」との答えが最も多く59.8%、次いで「友人などとの交流が減り、精神的なストレスが増えた」と「オープンキャンパスなどの行事に行けず、志望校についての情報が入りにくくなった」の53.5%だった。「学習時間が減った」という回答は、全体の約23%となる。
学習方法で最も力を入れたものを尋ねたところ、最も多かったのは「自宅での自習」で55.6%。自習室や図書館での自習を加えると80.9%となった。受験勉強の工夫としては、33.3%の生徒が「学習時間などを記録するアプリを利用した」と回答。また、31.2%の生徒が学習計画を作成し、自習を効率的に行う工夫していた。さらに、モチベーションを維持するため、22.5%の生徒が「オンラインで友人などと一緒に勉強した」、17.9%が「SNSで他の受験生と交流を行った」と回答し、新しい形で受験生同士が励まし合ったり、情報を交換したりしていることが分かった。
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受験生の約半数がオンライン授業を経験、コロナの影響で約1/4の受験生が学習時間減。自宅学習に注力した受験生は半数以上、学習のモチベーション維持に課題。