岩手県立大学に合格するために通うべき塾・予備校は?入試制度や偏差値・難易度、入試対策のポイントもあわせて解説

岩手県立大学は、岩手県滝沢市にメインキャンパスを構える公立大学です。看護学部 看護学科、社会福祉学部 社会福祉学科・人間福祉学科、ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学科、総合政策学部 総合政策学科の4学部5学科があり、地域に根ざした実学・実践的教育研究活動に力を入れています。そのため、岩手県立大学は「将来は岩手県で活躍したい」と考えている人にぴったりの進学先と言えるでしょう。

今回は、岩手県立大学の入試制度と偏差値・難易度、入試対策のポイントについて解説した上で、岩手県立大学を目指す人におすすめの塾・予備校を紹介します。手堅く岩手県立大学の入試を突破するために塾・予備校に通いたいけれど、どの塾・予備校を選べば良いかわからないという人は、ぜひ参考にしてください。

岩手県立大学の入試制度、偏差値・難易度

まずは、岩手県立大学の入試制度と偏差値・難易度について解説します。

岩手県立大学の入試制度

岩手県立大学は、主な入試制度として「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」を設けています。

〈一般選抜〉

岩手県立大学の一般選抜では、大学入学共通テストと岩手県立大学が実施する独自の試験、いわゆる二次試験の合計点によって合否が決定されます。

岩手県立大学は公立大学であるため、二次試験は前期・中期・後期の3日程で実施されます。ただし、看護学部・社会福祉学部・総合政策学部は前期・後期のみ、ソフトウェア情報学部は前期・中期のみで、前期・中期・後期すべての日程を実施する学部はありません。

併願を希望する場合は、国公立大学であれば各日程1大学ずつ、3大学まで出願できます。学内併願は、各日程で試験を実施する学部のうちから1学部ずつ、最大で3学部に出願できます。なお、社会福祉学部は、各日程において第2志望学科まで選べます。

〈総合型選抜〉

岩手県立大学では、社会福祉学部・ソフトウェア情報学部・総合政策学部の3学部で総合型選抜を実施しています。第1次選考では書類審査、第2次選考では口頭試問を含む面接によって合否の判定が行われ、大学入学共通テストや個別学力検査は課されません。ただし、総合政策学部では、入学後に大学入学共通テストの成績の提出を求められます。

〈学校推薦型選抜〉

岩手県立大学では、すべての学部で県内の高校生を対象とした学校推薦型選抜を実施しています。また、社会福祉学部とソフトウェア情報学部には、全国枠もあります。面接と書類審査のほか、看護学部と総合政策学部では総合問題、社会福祉学部では小論文、ソフトウェア情報学部では国語・数学・英語の学力試験が課されます。

岩手県立大学の偏差値・難易度

東進のデータによると、岩手県立大学の偏差値は下表のとおりです。

偏差値学部・学科
57・社会福祉学部 人間福祉学科
56・総合政策学部 総合政策学科
・社会福祉学部 社会福祉学科
55・ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学科
53・看護学部 看護学科

岩手県立大学の偏差値は、国公立大学の中ではそれほど高くありません。学力に自信が無くてもコツコツと努力を積み重ねていけば、合格に近づけるでしょう。

岩手県立大学の入試対策のポイント

岩手県立大学の一般選抜に向けて対策をする際には、以下に挙げる2つのポイントを押さえておくことが大切です。

大学入学共通テストは得点率6~7割以上を目指す

岩手県立大学の一般選抜では、ソフトウェア情報学部の中期日程を除くすべての学部・日程で大学入学共通テストの比重が二次試験の比重を上回っています。また、ソフトウェア情報学部の中期日程では、入学志願者倍率が30倍を超える場合には大学入学共通テストの成績によって2段階選抜が行われます。

したがって、どの学部を受験するとしても、大学入学共通テストの対策に力を注ぐことが得策です。

前期日程で受験する場合には6割以上、中期日程や後期日程で受験する場合には7割以上の得点率を目指しましょう。

二次試験では幅広い「基礎力」と「多様な能力」が求められる

岩手県立大学の二次試験は、学部によって異なります。看護学部では前期・後期ともに小論文と面接、社会福祉学部では前期は総合問題、後期は小論文と面接、ソフトウェア情報学部では前期・中期ともに数学の個別学力検査、総合政策学部では前期・後期ともに総合問題が課されます。

各学部、特色のある試験となっていますが、どの試験に挑戦するとしても、最低限、教科書レベルの基礎力をまんべんなく身に付けておく必要があります。

また、読解力や表現力、思考力、分析能力、記述力なども求められます。じっくりと過去問に取り組んで傾向をつかみ、基礎力の定着と多様な能力の向上に努めましょう。

岩手県立大学を目指す学生におすすめの塾・予備校

有名難関大学の合格実績が豊富な塾・予備校であっても、岩手県立大学の入試に強い塾・予備校であるとは限りません。

岩手県立大学に合格できる学力を効果的かつ効率的に付けるために塾・予備校に通うならば、岩手県立大学の合格実績があり、岩手県立大学の入試に関するデータやノウハウを十分に蓄積している塾・予備校を選びましょう。

以下より、岩手県立大学を目指す学生におすすめの塾・予備校を3つ紹介します。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

岩手県立大学に現役で合格できる可能性を最大限高めたい人には、東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)に通うことをおすすめします。

東進は、全国の国公私立大学に数多くの現役合格者を送り出している大手の大学受験予備校です。2022年度大学入試では、14人の岩手県立大学現役合格者を輩出しました(現役生のみ、講習生含まず)。

東進では、他の塾・予備校の追随を許さない圧倒的なデータ量を活かした講座を受けられます。中でも、10年分相当の共通テスト型演習や志望大学の二次試験過去問に取り組める「過去問演習講座」や、ビッグデータとAIによって一人ひとりに最適な志望校対策を提供する「志望校別単元ジャンル演習講座」は、無駄なく無理なく岩手県立大学合格に必要な力を身に付けたい人にぴったりな講座です。

また、東進が主催する模試も見逃せません。岩手県立大学を目指す人は、「共通テスト本番レベル模試」を活用すると良いでしょう。過去の合格者のデータに基づいて、現在位置や目標得点、学習の優先順位を決める上で役立つ学力分析データが試験実施から中5日でもらえます。

個別指導Axis

岩手県立大学合格に向けて伴走してくれる塾・予備校を求めている人は、個別指導Axisをチェックしてみてください。

個別指導Axisは、47都道府県に展開し、難関大学から地方大学までの入試に詳しいワオ・コーポレーションが運営する個別指導塾です。岩手県には盛岡校・緑が丘校・月が丘校・盛岡フェザン校・仙北校・都南校・矢巾校の7校があります。

個別指導Axisの強みは、個別指導の他、映像講座やオンライン授業など、さまざまな学習スタイルを選べる点です。1つの学習スタイルを選ぶことはもちろん、複数の学習スタイルを組み合わせることも可能です。自分に合う学習スタイルがわからずに困っている人も、岩手県立大学の入試対策に取り組む上で最適な方法を見出せるでしょう。

盛岡中央ゼミナール

盛岡中央ゼミナールは、岩手県で50年以上、受験生を支え続けている予備校です。地元ならではの情報力を活用して、岩手県立大学を目指したいと考えている人におすすめです。

盛岡中央ゼミナールの何よりの魅力は、岩手県立大学の受験に特化したコース・講座を開設している点です。岩手県立大学の社会福祉学部・総合政策学部を志す人のためには文系の岩手大・岩手県立大コース(IAコース)、岩手県立大学の看護学部・ソフトウェア情報学部を志す人のためには理系の岩手大・岩手県立大コース(IBコース)がそれぞれ設けられています。また入試直前には、県内外から多くの受験生が集まる「岩手県立大対策講座」が開講されます。

岩手県立大学の入試に臨むためにピンポイントで対策を行える予備校は、盛岡中央ゼミナールをおいて他にないと言っても過言ではないでしょう。

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