高校生以下・浪人生の親の8割強「大学などの学費は高すぎる」――ソニー生命保険調査

ソニー生命保険は2024年3月12日、「子どもの教育資金に関する調査」の集計結果を公開した。それによると、高校生以下・浪人生の親の8割強が「大学などの学費は高すぎる」と回答していた。

同社は、1月31日から2月1日にかけて、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女に対し、子どもを大学などへ進学させるための教育資金の準備方法や、大学などの学費や奨学金に関する意識などを調べるインターネットリサーチを実施。1000人の有効回答を得た。

同調査によると、高校生以下の子どもの親748人に大学などへの進学のための教育資金をどのような方法で準備しているか尋ねたところ、「銀行預金」が56.4%で最多だった。以下、「学資保険」が43.7%、「資産運用(株式投資、投資信託、NISAつみたて投資枠など)」が19.0%、「(学資保険以外の)生命保険」が10.0%、「財形貯蓄」が9.4%と続いていた。

高校生以下の子どもの親、または予備校生・浪人生の親752人に大学などの学費は高すぎると思うか尋ねたところ、「非常にそう思う」が41.5%、「ややそう思う」が41.4%で、「そう思う」は計82.8%に上った。

このほか、「大学などの学費を無償化してほしい」では83.5%、「給付型奨学金(返済不要)をもっと利用しやすくしてほしい」では83.0%、「貸与型奨学金(無利子で借りる)をもっと利用しやすくしてほしい」では79.7%が「そう思う」と回答していた。

また、子どもが貸与型奨学金を利用した場合、返済時に支援したいと思うか尋ねたところ、79.7%が「そう思う」と回答していた。

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子どもの教育資金に関する調査2024 _ ソニー生命保険株式会社のプレスリリース

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