法政大学は2024年4月1日、「グローバル大学の実現」と「大学のダイバーシティ化」を推進するため、学内に「グローバリティ・ダイバーシティ推進本部」を設置し、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)」を市ケ谷キャンパスに開設した。
法政大学は中期経営計画の中で、「グローバル大学の実現」と「大学のダイバーシティ化」を目標として掲げており、これまで「グローバル戦略本部」と「ダイバーシティ推進委員会」でさまざまな取り組みを進めてきた。
しかし、グローバリティとダイバーシティは、実現に向けた課題の中に重なる部分が多いことから、両方を包括的、一体的に推進する体制を構築しようと、2つの組織を発展的に統廃合。新たに「グローバリティ・ダイバーシティ推進本部」を設置した。
同推進本部の本部長には大学総長が就き、常務理事、学部長、付属校長、関係部局長らで構成。多様性を実現する環境整備のほか、性別や性自認のあり方や性的指向に関する個別相談などの支援、男女共同参画の推進などに取り組んでいく。
また、推進本部設置に合わせ、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)を市ケ谷キャンパスに開設した。DEIセンターの下には「男女共同参画部会」などの常設の部会を設置し、各領域の具体的な施策の立案・実行を担っていく。
DEIセンターには、相互理解を進めるための情報発信・交流拠点となるようコミュニティスペース「ダイバーシティラウンジ」を併設した。ダイバーシティ関係の書籍が閲覧でき、学生向けのイベントも開催する。また、専門コーディネーターも常駐しており、多様な学生が安心して過ごせる環境を提供する。
このほか、大学では「法政大学ダイバーシティに関する学生・教職員のためのガイドライン」を発行。「ジェンダー、セクシュアリティ」「障がい」「国籍・文化・宗教等」に関する大学の基本方針と具体的な取組内容を整理し、冊子にまとめている。
大学では、全学的な体制でグローバリティやダイバーシティを推進し、多様な背景をもつ学生・教職員が安心して創造的に、学び、働き、それぞれの個性を伸ばせる場になるよう積極的に取り組んでいくとしている。
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グローバリティ・ダイバーシティ推進本部とダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)を開設しました